湖や海釣りで活躍するワイヤーを用いたリグのご紹介です。
殆どの季節で活用が出来て、使用者のアイディアで色々な使い方が出来てしまうお薦めのアイテムです。
シンプルだからこその。
外見がシンプルなVertical motion Rigは、極細ワイヤーを数本組んで造られている仕掛けで、海外では外洋の船釣りや北部に位置するフィールドで使用されている仕掛けなんです。
日本で一般的に知られているとすると、米国のウォールアイやパイクなどの魚種狙いと言えば「アァ！あの魚かぁ〜」と解るかと思います。
力強く歯が鋭い魚を釣る時に良く登場する仕様の1つです。
シンプルなバージカルモーションはそれぞれにスナップが装備されており様々な種類のルアー等々の付替えが簡単に成っています。
Yoin氏（フジの兄貴さん）もこれは使える！と利用法やアクションを考案して皆さんに活用して頂いています。
深さの有るフィールドで楽しまれています。
仕掛け方や使い方は難しい事はなく、如何にシンプルに…大きな効果を出すか…が兄貴さんの想う所で、様々な地域で色々な対象魚を使用者のアイディアも引き出せる仕掛けは、とても魅力がありますね。
落とす・投げる
フォール（落とす）して探りたい水深でアクション（動かす）させて魚を寄せる Vertical motionRig はキャスティング（投げる）も勿論可能な仕掛け。
此れから見て頂く画像は二種類が有り【ライトタックルバージョン】と【ヘビータックルバージョン】でのセットアップの違い等も注目して頂ければと思います。
表題にも有ります様にキャスティングも可能で、或る組合せでフルキャスティングも可能な仕掛けとお考え下さい。
【ライトタックル・バージョン 】
では、先ずはライトタックルで淡水域から海水域を遊びましょう！と言う事で、下の画像は海釣り用の毛鉤が有りますが、この毛鉤を使って中層域をタダ巻きしたり、ヒョイヒョイ〜〜と上下にロッドを煽って多種多様な魚を釣っていきます。
組付けた仕掛けは主にキャスティング用です。
投射弾は投げる為と水中の仕掛けの位置の把握、潮の流れや魚のアタリを取る為の装置と成ります。
毛鉤はPuru puru SaltyFlyでミノータイプに成ります。
こちらを Vertical motion Rig に2つ装着しますよ。
ライトタックル用とは言え、このままでは非常に軽いので上方部には 投射弾8g をセットアップします。
投射弾とVertical motionRigとのジョイントにはJumpingRing （海の大型魚用）を使用しますよ。
ジャンピングリングはペンチが有れば強力な仕掛けを自作する時に役立つパーツの1つで、様々な自作の仕掛けやルアー製作で用いられています。
仕掛けの内容としては狙うのは着底をさせずに適度な重さを感じながら、浮遊させたりシェイクやゆっくりタダ巻きして、群れる魚類を探して魚を釣っていきますよ。
又、セットアップした狙いは「やってみたいなと思うポイントへ仕掛けを届かせる」事と魚が喰い付いた時の「アタリを素早く手元に伝える」所に有り、普段あまり登場しないルアー類や他の仕掛けでは叶わない事を実現しましょう！という目的が有りますよ。
投射弾その物が仕掛けの動きに対して、伝わりの速度を早める効果と、飛行能力を維持する形状で製作しています。
SaltyFly を VerticalmotionRig に装着し、スナップが既にガッチリと着いていますから簡単に取り付けられます。
とても軽くて単体での使用が無理そうなモノや、魚の色々な反応や喰い付き方など…知りたいな！と思う事を可能にしますよ。自作のルアー等々を取付けるのもお薦めしています。
少し柔らかくて竿先が異素材で造られたロッド等で遊ぶ時には無理なキャスティングは控えましょう。キャスティングする時は、竿先への負担が掛かり難い方法も有りますから、優しくキャスティングして様々なポイントへ投げ込んでみて下さい。
【ヘビータックル・バージョン】
今度はヘビータックルでの活用法と成りますが、活用する水深や狙い方も全く別ものと成ります。今回の場合は特にパーツを用意する事はなくシンプルに使います。
Vertical Motion Rig はルアーの重さに因る反動で大きく動いたり、ロッドの煽り方で小さく動かす事が出来ますが、今回は海上で群れる魚を釣り上げる事をテーマにしましたので、事例画像は 20g のメタルジグ2個を装着。
バーチカルモーションに取り付けたのはAsimov 20gMetalJig Featherをで2本掛けにした所です。
Vertical motion Rigの本来の使い方に成りまして、撚り糸状に成っているワイヤーだからこそ可能に成る釣法です。
段違いに配置されているのでお互いの重さでアクションをしてくれます。
メタルジグ２個を使用しているのでトータルウェイトは相当なもので、ヘビータックルでのルアーフィッシングには丁度良い具合いに。
自身の手持ちのロッドのルアーウェイトを考慮して、装着させるルアーのウェイトは任意で行なえます。10gや18gのメタルジグでも可能ですし、組み合わせも上段部を軽くし下段を重くさせたりと、様々な違いを出して魚に猛アピールをさせましょう。
今回はテーマを海釣りの トリッキーバーチカルジギング として、船上や沖堤などの海面から足元までに高さが有ったり、通常のバーチカルジギングでは群れをなす魚に対応が出来難い時などで、普段より面白く楽しく魚を釣り上げる事としています。
今回の事例では海釣りを想定した仕掛け方ですが、湖（ダム湖）などでの活用も可能ですよ。以前バス釣りで持て囃された アラバマリグ……が有りますが、此方のリグを思い出して欲しいのですが、4〜5本のワイヤーからソフトベイトを装着して、皆さん良く楽しく釣り上げていましたね。アラバマリグ自体は本来は漁師が使っていて米国のメーカーが依って製品化していましたよね。
Vertical motionRig もその延長の様な感覚で、お手持ちのソフトベイト等を活用して船上や高台からのルアーフィッシングに新しい風を吹き込みます。
注意する点はキャスティングの時くらいでしょうか。
仕掛けた総重量に因っては相当なウェイトに成りますから、あまり無理な振り方をせずに行って下さい。
総重量にも依りますが、やゞヘビーウェイトに成ってしまう場合は、バスロッドでしたら大体ミディアムからミディアムヘビーの調子か、ビッグベイト用のロッドなどで遊べます。又、ライトウェイトで纏められた場合ですと、クローズドフェイスリールや、スピニングタックルで楽しめます。
是非、それぞれのタックルを活かしながら、個性豊かなアイディアで独自のVertical motionRigを完成させて下さい。
