バスフィッシングは知れば識るほどに面白味が増す遊び…遊びの中に四方八方から刺激を受けてチャレンジし続けるKanekoさんのOnlyOneページです。

本格的なバッシンスピンと言うバスフィッシングを体現する様に成り益々フィールドで実行してみたい挑みがあるKanekoさんは、今回もブランクの違いを通して深堀する事が出来るOnlyOneCustomRodをご依頼されました。

どんなブランクを選ばれたのか…気になります。

バスアクションのブランクは…

KanekoさんがWoodyLandオリジナル・ブランクの中から選び出しましたのは『TopSpin GR642』と言うワンピースのバッシンスピン用ブランクです。

真っ黒に見えるブランクは自然光に当たると…グリーンカラーがハッキリと解る美しいブランクです。芦ノ湖の風景に馴染み永く愛用する事が出来るカラーとブランクスペックでKanekoさんを全面サポートです!

WoodyLand TopSpin GR642ブランクは数値で見てみるとルアーウェイト・ラインの基準値を広くして製作しましたので、ブランクの数値上と感触をそのまま反映させてガイドセッティングを行います。ガイドには様々な素材のフレームにフレーム自体の仕様が有りますが、特にスピニングガイドに求められるのは、重量とリング径にガイドフットの長さ等々…沢山の項目が存在しており、これらの項目を満たしているスピニングガイドとして『SuperMetal SilverFrame,Gold MetalRingGuide』をフジ釣具のメインガイドとしています。

Kanekoさんの様々なOnlyOne,CustomRodに搭載しているガイドも同ガイドで、本作品も「SuperMetal SilverFrame, Gold MetalRingGuide」を採用されました。

選定されたガイドの全体画像です。

ガイドのリングサイズは製作するブレードのレンジに依り足したり引いたりしますよ。完全なオリジナルロッドなのでセッティングでロッドアクションを造ります。

おおかたの下準備が終わりガイドセッティングをスタート!ガイドの位置でロッドアクションを決めていく事をガイドセッティングと言います。ルアーロッドは作りませんから完全なバスアクションロッドを製作していきます。 

ルアーロッドと言うのは、そのロッドで扱えるルアーを考えて造られていますが、バスアクションロッドはバスを釣る事に重きをおいて造ります。なので…バスアクションはブランクの基準値内で水面・水中・ボトムのオールレンジ用として…又、タダ巻き・ツイッチ(ツイッチだけで数種類有り)・ジャーク(此方も同様に数種類有り)と基本的なロッドワークに加えて、キャスティング能力・ノーチラス級バスとの遣り取りなど、バスフィッシングの基本の基を形にしているロッドを言いますよ。此れはベイトとスピニングロッド共通したロッド製作の基本と成ります。

早速…トップガイドを接着し硬化も完了下所を撮影させて頂きました。リングがメタル製なので亀裂が入り難くフレームも軽くて頑丈なので何時でもノーチラス級バスを仕留める事が出来る仕様に成っています。

ガイドセッティングには補強の位置も不可欠でバッチリ位置決めもされましたので、つぎはスレッドラッピングへと作業が進みます。

上の画像ではラッピングに選定されたスレッドです。 ガイド部のスレッドは、メインをナイロンブラック・トリムはポリエステルのゴールドに決定しました。トリムのラッピング回数もしっかりと決めているKanekoさん…ブレードのラッピングが完了するのが楽しみですね!

少しづつ見えてくる全体像

スレッドラッピングが順調に進み、コーティングへと作業は移り完成と成りました。

 トップガイド部分からラッピングをスタートしまして、カスタムロッドネーム・補強と順々に行います。この順番は初めてスレッドラッピングをする方にお薦めしていて、細い部位から進めていくと楽に成りますよ~とマサさん。

画像はラッピング完了後にコーティングを施し、硬化を終えた状態です。バッシンスピンやその他スピニングロッドで重要なのは、只たんに軽いモノ扱う為では無く、スピニングロッドの特性を充分に表に出させる事に有りますから、ガイドの位置は勿論のことスレッドのラッピングする幅からコーティングには拘りをもって行っています。Kanekoさんの「TopSpin"GR642"」は充分なパワーと臨機応変さが特徴なのでロッドワークが行い易いロッドとして誕生です。

元ガイド部分にもブランクとガイドフットとの隙間をコーティングを注入です。ロッドの中で1番に張り出している部位でも有りますのでトラブルの無い様に仕上げています。

次に有りますのは…マサやんが苦心して書いたカスタムロッドネームです。 手書きのカスタムロッドネームの両サイドを飾るのはKanekoさんに依るデザイン。

 今回のKanekoさんカスタムロッドには、Turikoubouのロッドビルディング用よデカールを用いて、オリジナリティーを発揮しています。

この専用デカールの用途は多岐に渡るので様々なカスタマイズで楽しめますね。ワンシートの好みの柄をカスタムロッドネームの両サイドに貼り、更にガイド部分で使用したスレッドラッピングで力強く印象強くデザインをKanekoさんがしました。愛着が一層増してきます。

さて更に見ていきますと…お次は補強へと移ります。

この部位はスレッドラッピングの仕方やスレッドのカラーに依ってカスタムロッド全体を見た目にも引き締め、実戦では重要な役割を担う部位。この補強に依ってロッド全体が決まるので、ロッドビルダーには悩ましい部位でも有りますが…そこがまた面白い所。Kanekoさんのキャスティングの癖やルアー操作からバスとのやり取りの癖等を考慮した上で、ちょっとプラスした意味も含めて補強の位置決めをしています。

 そろそろKanekoさんのカスタムロッドも終盤に差し掛かってきましたよ。

ドレスラッピングはダイヤモンドラップです。Kanekoさんのダイヤモンドラップは通常とは異なり、ベースラッピングを施してからダイヤモンドラップを行っていますよ。

ベースと言いますのは、ナイロンスレッドのブラックをラッピング。此れに依りダイヤモンドラップのスレッドカラーが更に引き立ちます。

続いてKanekoさんデザインの脱着式真鍮削り出しアダプターです。Yoin氏ハンドカービング" AllWoodHandle "との接合部に欠かせない部位もKanekoさん自身がデザインされ愛着の度合いもググーーンと上がりますね。

脱着式真鍮削り出しアダプターに依ってセットアップされると上の画像の様に成ります。しっかり固定が成されノーチラス級バスや大型のトラウトを寄せあげるサポートをしますよ。Kanekoさん構想のスペシャルなバッシンスピンは…まだまだ続きます。

バッシンスピンを飛躍する

Kanekoさんが構想されて実戦投入するバッシンスピン・タックル。

Yoin氏の新しい提案をフィールドで既に実戦配備をし挑んでおりますよ。

Kanekoさんのバッシンスピン・タックルはリールへと進みます。トリガースピンの効果を前提に様々なタックルが生み出されています。

YoinSelectionの特別なトリガースピン『SP 35』も構想の1つです。完全なバス専用機の" SP35 "は通常のトリガースピンを頑強でパワフルに造られたリール。

『TriggerSpinCastReel SP35』もちょっとしたカスタマイズでフィールドで実戦配備中です。