☆FBG バス屋瓦版。
版元FBG釣会所。
ウィンターバッシング
※今回はウインターバッシング(Deep Crank) 事始めです。出来る範囲で情報収集しましたが何しろ昔の事なので……資料が散失…⁉。
☆ルアー事始め、古い話も交えて何か参考に成ればと思い乍ら・・・。
〽〽ふう〜ゆよ来い、はあ〜やく来い、☃☃其のくらい釣れますよ。‼ ※少し長いですが読んでね。 (庸允)、
★〽昔々、バスは冬釣れないが定説だった、雑誌に登場する有名人達も秋になると突如登場しなくなり年の瀬が近く成ると春先はバカ釣れした、年を越えると去年の夏は良かった等々、中には本気か?と思われるがバスは冬眠すると書いていた有名人も見受けられた。本当かよ冬にも行けよ、バスは穴釣りでも釣れるがもっとうの未だ若造だった私は歯痒く思っていました。
多分`71〜`72年頃だと思いますが12月も押し迫った頃でした(確か28日だと思った)津久井湖の中村釣具のトイメン[対面]の崖下(トンネルの出口付近)に其所だけ北側にも拘らず水の揺らぎ方が不思議な場所が有り勝手に湧き水有りと判断してボートを廻して見ました。早速フィッシュファインダースイッチ・オン、当時の魚探はフラッシャー式で魚と岩棚・魚と障害物・魚の大小の見分けが難しくとても微妙な調整が必要でした。前職の御蔭か指先と目が敏感な私の得意な分野でした。すると水深50ft.に反応有り、尚調整を重ねると動きが良いこれはバスだ。
早速 Bagley Worm 9" MAGNUM を静かにキャスト、当るが喰い込まない そこで岩棚から少し離しCOTTON の 8" にサイズダウン35ft.の処で当りだす、もう少し離すと 今度は25ft.の処で…もっと離すと12ft.の所で当りだした、…ん、何だ?、とたんに辺りでバスが小魚を追い始めた。もうワーム何かやっている余裕は無く手元に有ったプラグを取りあえずキャスト、しかし気が動転しているのか手元迄よせる前に皆バレてしまい・・スカ・・、15分程で冬祭りは終わりました。
そこで同じ楽しさを仲間にも味わって貰おうと`74年頃から本格的に同じ思いの仲間Mr,藍車に協力して貰い少し浅い(大分浅い)伊東の一碧湖でクランクベイトのウインターバッシングを始める事に成りました。当時は何でもやって見ようと其れは其れは今考えればお笑いネタになる様な事迄考え本気でやってみました。8ft, 程のロッドを水中いっぱい突っ込み少しでも潜らせようとしたり、ウエイトスライダー金具を開発してキャスティングの後ラインに装着スライドさせウエイトを着底、ルアーを強引に潜らせようとしたり(良く考えれば何の効果もない馬鹿な考えだと直に悟りましたが)思いつく事は色々試してみました。
図A
図A解説■水は空気の6倍の密度が有りロングロッドを沈めて見てもラインは図の様に成り余り効果は期待出来ないその上ラインがたわみ感度を著しく損なってしまった。
図B
図B解説■ウエイトをスライダーを使って底迄ダウンさせて見たがやはり図の様になりルアー本来のアクション迄阻害して殆どヒットは望めなかった感度はA図よりもダウンして何をしているのか全く解らない状況でした。
暫くやっていると釣りと言うより水の密度、抵抗、水流に対して挑んでいる様な錯覚に陥った。悩んだ末こちらが水にすり寄って見ようと思い考えを180度転換した、すると今迄見えなかった事が見え始めましたラインの親水のさせ方、着水直後のラインの張り方、動き始めのルアーとラインの角度、ルアーに対する水のくわえ方、それに対処するロッドの角度、リトリーブスピードの変速のさせ方、(出来れば3スピード慣れたら4スピード)のギアシフト感覚で行うと潜航深度や当りの感知度が全く違いたちまち結果が出始めました。
コレだ‼・・そこで其れにマッチングさせた独特なロッド、独特なリーリングシステム、独特なキャスティングスタイルを確立しました。其れからは一碧湖の底と云う底は釣り尽くし其れは其れで楽しい釣りでした。しかしボトムに有るのは火山泥と溶岩だけと言う湖ではやはり何か物足りなさを感じていました。当時のルアーはBagley が新製品見本に送って来たKB3やPICO DIGGER・DOLL・Z-PLUG・SUPER SCOOPER・DB2・DB3・HEDD HUNTER・BOMBER#400・WIGGLE WARTが主でした。(何とMr,藍車[ランカーと読みます]は当時の一碧湖記録7ポンドのバスを`77年12月31日大晦日にBagley DB2で釣上げました・……・スミイチ‼)
図C
図C解説
(1)ロッドを柔らかくグリップしてアクションを余り注せず潜る方へ水をくわえさせてしっかり潜らせる速度はやや速め
(2)ボトムから5ft.上辺りから速度を落とし始めるミディアムスピード
(3)ボトムに当る2ft.上辺りからスロースピードにする。
(4)ボトムに当る直前よりベリースロースピード、ルアーはイモリやザリガニの様にボトムを這い廻る(※中層は小魚の様にボトムは小動物の様に這い回らせる)コレが決めて。‼
※一つのルアーでも水のくわえ方、速度の違いで深度やアクションが異なり複数のルアーとして活用出来ます。
目的の深度に達したら速度を落としてもルアーは其の深度を維持出来ますルアー制作者の基礎知識です。
図D
図D解説■
☆上がボトムウオークした時のアクション
☆下が中層引きのアクション
★★★★続きはバス屋瓦版4版に掲載そこも見て下さい★★★★