全長の特性を活かした水面プラグが Asimov からリリースされました。
14cmのポッパーは兄貴さんが特別に手配してくれたアイテムで、名前はその物を示す通りに Asimov LongPopper です。
海外で広く愛用されるプラグには、様々な対象魚を含んだ考えの元、製造されるプラグが沢山あります。
今回ご紹介するポッパー型を始め、ペンシルベイト・ジョイントプラグも世界各国で対象とする魚種を細かく指定せずに、どんなフィールドでもフィッシングスタイルでも、何時でも楽しめる仕様で造られているプラグが沢山あります。
この度、兄貴さんが手配をした Asimov LongPopper は、海水魚から淡水魚と広く遊べて楽しめるプラグとして海外で注目されているモデルですのでご紹介致します。
フィールドに依るプラグへの意識
プラグ自体のサイズ感は不思議なものでフィールドを変えて同じプラグを浮かべてみると、サイズへの印象や感覚が変わりませんか?
例えば、全長14cmのポッパーを海のサーフで活用すると定番のサイズに見えますが、湖での水面ゲームと成ると今度は周辺の環境の違いの為か大物狙い用(?)という気持ちに成りはしませんか?ルアーの見え方はフィールドの環境で異なってきます。先の全長14cmのポッパーで云えば、フィールドに依る見え方の違いを払拭する、アクションに重点を置いたプラグが存在しています。其のアクションに重点を置きフィールドの違いに依る見え方を感じさせないプラグとしてAsimovLongPopperを企画しました。
"淡水域でのバスフィッシングでは数年前と比べれば多様なサイズを楽しむ様に成っていると実感しています。3inch.のクランクベイトさえも大き過ぎると云われた時代が有りましたから…。"
先にも触れました様に対象魚を広くしている AsimovLongPopper は、カラーも淡水と海水の両フィールドで楽しめるカラー展開と成っています。
企画のテーマは淡水・海水のフィールドを考慮して、カラーの効果も含めて個性的な魚が仕留められるセレクトとしました。
カラーはAsimov LongPopperの威力が充分に発揮が出来る3色で、カラー#BG, #RT, #BLS,の基本色で選び易いモノとしました。
◆Color#BG◆
所謂「黒金」と呼ばれるカラー。淡水と海水域の両フィールドで安定して楽しめ、水中は元よりフィールドの周辺が暗く感じられる時の専用カラーに成ります。
※こちらのカラーは売り切れました。有難う御座います。
◆Color#RT◆
フジ釣具では昔から大きなバスを狙えるカラーの1つとして活用。フィールドの状況や天候に左右されない珍しいカラーの一つとして有名です。
※こちらのカラーは再入荷を致しました。
大変お待たせしました。
◆Color#BLS/P◆
フジ釣具で云う所のBLSカラーで淡水と海水域の両フィールドで活用しますよ。
日本国内では此方ののカラーは海釣りと定義しまいがちですが魚からすれば淡水と海水の違いは無く、プラグ基本的カラー青銀です。
Asimo LongPopperはボディーベースをホイルフィニッシュで製作し、晴天から曇天・やゞフィールドが暗く見える時など魚を呼び込み易く誘い出し易いヒットカラーです。
対象魚の幅広さ
好評を頂いているAsimovLongPopperはロングセラープラグとして数回に渡りお店に入荷をしています。
「サイズ感的に頼もしさを感じるね」とサーフキャスティングで青物を狙う方から芦の湖のノーチラス級バスを狙う方からとても善い感想をお聞きしました。
カラーの効果を発揮するには本体のデザイン(造りなど)が不可欠で、アクション自体にも影響するモノなので長さの在るプラグを選定する時には、全長・形状・バランス・カラーと全ての条件を満たしている事を基準にしていますので此等の条件を満たしているAsimovLongPopperは可成り珍しいかな~と思って。
特に米国やヨーロッパを中心に広く活用されている為、淡水ではブラックバスからパイク・マスキーや大型のトラウトを視野に入れられ、海へと出れば船釣りやサーフキャスティングでも多様されているタイプだけあり、アイレットなどは太軸ワイヤーを採用され、要所に様々なフィールドで遭遇するであろう多種多様で様々な大きさの魚を想定した仕様も見逃せません。
AsimovLongPopperは本体総全長14cmの長いデザインで造られています。注目を集める部位としては思いの外面積が大変小さくされたマウス部分で余計なアクションを出す事なくボディー形状そのままのアクションを発生する所に特徴が有ります。
アイレットの位置も独特で垂直姿勢の浮き方をする為、魚を呼び寄せるサウンドは小魚が水面近くで蠢く音に非常に良く似せています。
柔らかな曲線を描く本体の形状は、小さな頭に水を被らせスプラッシュに近いポッパーを発生させますよ。
スプラッシュとは先に述べた魚を呼び寄せるサウンドの事を示します。
小さな頭から直近の膨らみが最大の特徴で、本体の浮力を持つ位置…逆に云えば浮力の無い部分の位置を明確に設計している事が伺えます。ポッパーとは如何様なプラグなのかを良く研究していると解りますね。
■湖と海での若干の違いは有りますが、AsimovLongPopperは連続したツイッチでスプラッシュ(小魚が群れ動く音)サウンドを発生させますが、本体の全長をいかして短い距離を少し泳がせるスイミングアクション(要領はTomCat)も行えます。少しだけ慣れが必要では有りますが、此のアクションが出せるとミノーに反応しなかった魚が釣れてきます。ちょっと試してみて下さいね。
肉厚な本体には腹部のワイヤーも太軸仕様で大型魚とのやり取りも安心です。ラージマウスバスの場合ではヒットした瞬間に何フィートもの深さへと突っ込む性質が有ります。シイラやシーバスも可成り広い範囲を力強く動き回る為、本体の損傷やフック歪み等々のトラブルを避けたモデルに成ります。トレブルフックは硬い魚の口に貫通しやすいモデルを着けましたのでロッドに重みを感じたら余分なラインを素早く巻き取りフッキングを行って下さい。水面で食わせた場合は早く合わせる必要はありません。
■ガボガボとしたサウンドでは無く、小魚の群れ動くサウンドに近付けて造られているAsimovLongPopperなのでツイッチアクションをする時には、特別なスピード感を必要とはしません。此れは総全長に関係しておりチョコチョコしたアクション過ぎるとターゲット(対象とする魚のサイズも若干関係はありますが…)が興味を示さなく成る状況(条件)も存在します。例えば本体の全長が小さく細い場合は違ってきます。全長通りの朗らかなアクションでお愉しみ頂けます。
背中を中心に全体を見てみますと、可成り浮力体が前方位に有りますね。
兄貴サンも素晴らしいバランスだろぉ〜と云っておりました。このバランスをフル活用してロッドワークで魚を誘い出します。しかも、Asimov LongPopperは波風が強い…荒れている日もシッカリとアクションしますよ。
モタモタアクションからキビキビアクションまで色々な表現が出来るバランスです。
■モタモタアクションとキビキビアクションについて。モタモタやキビキビ聞くと皆さんどの様に想像されますか?明確なアクション名はないので此の様に表現をしておりますが、前者は水に絡める要領でロッドワークするアクションで、ロッドワークの動作で云えば重々しくツイッチを行います。後者では先にも述べたスプラッシュと同様で速さでは無く適度な力加減で水飛沫を発生させるアクションと成りますので、水面の状態や魚の活性に応じて使い分けてみて下さい。
AsimovLongPopper
主な仕様
総全長 : 14cm
重さ : 26g
仕様 : Floater
淡水と海水域の垣根を越え、操作する面白さと魚を誘い出す楽しさをAsimov LongPopperで体現して頂ければ幸いです。