新しいロッドビルディングのブランク『ミニミニ ロッド専用ブランク』が入荷して参りました。確か…2015年前後に提案した新しいバス・ロッドスタイルです。今回は今迄のバススタイルをより広く対応したブランクを企画しましたので画像を交えて見ていきましょう。

★粘り強さで対峙するミニミニブランク★

 今回の新たに企画したミニミニ ロッドブランクはカーボングラファイト製のミニミニサイズのワンピースブランクに成ります。

丁度、上の画像がミニミニ・ワンピースブランクの全体なのですが、程良いテーパーがスピニング・ベイトロッドの両ロッドスタイルで自作する事が出来る様に巻いております。

ブラックカラーのブランクは様々な種類のガイド・スレッド、グリップに合わせ易い事で人気が有ります。

以前のモデルは黒に近い紺色でしたので今回はブラックにしました。

さて、此処でミニミニロッド自体が初めて見聞きするが?と言う方も居られると思います。ミニミニロッドとはWoodyLandのYoin氏(フジの兄貴さん)が提案した、グリップを含めた総全長が100cm にも満たないベイトロッドを示します。此れはバスフィッシングのフローターユーザーとボート釣り・トラウトフィッシング等々に提案していたロッドスタイルで、当時はミニミニロッドでシャイナーやバド等々をフルキャスティングでバスなどを釣って遊んでいたロッドなんです。総全長100cm もないのに……不思議ですよね。当時はウルトラ・ライトアクション/ミディアム/ミディアムヘビーと有りましたので様々なフィッシングシーンで愉しまれていました。

ミニミニサイズとは言え立派なワンピースブランク。

ミニミニロッドブランクの総全長は90cmのワンピースブランクです。

対応するルアーウエイトは凡そ3/16oz,~8/5oz,でロッドスタイルに依り前後させる事が可能。

 今回の新企画ミニミニロッドブランクは、前作のモデル依り少し長めに造られていますので、バスフィッシングの岸釣り・ボート釣り・カヤック・フローターにトラウトフィッシングの渓流・管理釣り場ロッドとして自作する事は勿論、今回は海釣りの岸壁・ヘチ釣りやSUP等を視野に幅広いフィールドを前提にしました。

製作出来るロッドスタイルもスピニングロッド・ベイトロッドとが可能ですから、様々なターゲットに合わせてデザインする愉しみも増えますね。

ミニミニロッドを製作する中で、頭の片隅に有るのはセットアップするリールの種類も有るかと思います。

スピニングロッドでしたらコンパクトリールから2500Classのスピニングリールや、トリガースピンリール・ヘチ釣り用リールなどがセットアップ出来ますし、ベイトロッドに成りますと、ベイトフィネスリールからスピンキャストリール等で遊べますね。

 ロッドを自作する事が出来るので、其の内容も広がり続けます。独創的なオリジナリティ溢れるミニミニロッドを製作してみませんか?

ご不明な点が御座いましたら、お気兼ねなくお尋ね下さい。

★Remember MiniMiniRod★

此処からは少し懐かしいYoin氏が提案した当初のミニミニロッドを少しだけ見ていこうかと思います。

 真下の画像が当時のミニミニロッド。画像内の上に有るモデルが「ウルトラライトアクション」で其の下が「ミディアムヘビーアクション」で製作したロッド。何方もバス・トラウト・ブルーギルなど淡水域の魚をターゲットした調子です。

 本格的なバスフィッシングが面白く楽しめるとして人気を誇った「ミディアムヘビーアクション・ミニミニロッド」。

Yoin氏のハンドカービング・オールウッドハンドルを装着した総全長は97cmでした。Yoin氏がリアルタイムで愛用していた「ZEBCO 33CLASSIC」とのセットアップでライトルアーから少しヘビー寄りのウエイトも難なくキャストし操作して楽しみました♪

此の当時のミニミニロッドブランクは穂先が非常に細く、キャスティングガイドもシングルフットを活用し、補強手前の元ガイドをダブルフット仕様にした仕立てです。第三ガイドからパワーが出始め補強前後で溜めが効く調子は、様々な全長の魚・魚種にも対峙する事が出来たスペシャル・ミニミニロッドなんですね。

 ウルトラライトアクションのミニミニロッドは、当時からベイトロッド仕様の管理釣り場で広く愛用されていたモデル。ミニミニロッド企画が始まって後々に、当時…何でも担当の鈴木が此のロッドに新発売(当時)と成ったズイール・アライくんリールをセットアップして色々な地域の管理釣り場で遊んでおりました。

特殊なミニミニロッド専用のYoin氏ハンドカービング・オールウッドハンドルを装着。此のハンドルはYoin氏の遊び心で製作されたモデルで何と両手撃ち専用なんですよ。

両手撃ちなんてロングレンジロッドだけかと思い違いをしていました。

当時のセットアップ内容から数年が経ち、現在はミニミニベイトリールをセットアップし出番を待っている所……で、ウッドハンドル・リール共に、どの位ミニミニサイズなのかを識る為にAmbassdeur2500Cを脇に並べてみました。

結構ミニミニで驚かれると思いますが、色々な魚とする遣り取りが滅茶苦茶愉しかった一本です。

 此の様に色々な視点とアイディアで楽しめ面白さも倍増させてくれるミニミニロッドは、ブランクからスタートさせるロッドスタイルをお愉しみ頂けます。