Bass'nSpin!
YoinSelectionへ ようこそ。
バッシンスピンを永年手掛けるYoin氏お薦めのスピニングロッドがお店に到着して参りました。
バッシンスピンは其の名が示す通りに、バスを狙って仕留める為のスピニングロッドです。応用力が在り繊細な部分と力強さを併せ持つロッドを表すロッドは、フィールド・釣法などの適応能力が抜群に広く、バスフィッシングに深味を増やします。
今回、Yoin氏が大注目をしたのは2ピースのスピニングロッド『Shadow602-ML&M, SpinningRod』です。
ベイトロッドモデルのShadow602-M&MLBaitRodの兄弟機に成りますよ。
兄弟機と言う事でスピニングロッドも、穂先を2種類としてセット内容でMLアクションとMアクションのロッドアクションを一本のロッドで愉しむスペシャルロッドです。
では簡単ではありますが写真を用意しましたので、皆でじっくりと見ていこうと思いますよ。
《アクションの違いは明確に》
一つの元竿に対して2種類の穂先「Shadow602ML&M,スピニングロッド」ですが、普通に考えてどうやって其の特徴やアクションを全くの別物として造り上げているのか不思議に思いますよね。
繋ぎ部分の外径や差し込まれる元竿との継ぎ目は、両者共に全く同じの数値なんですが、ロッドメーカーとしての拘りをジワリジワリと実感する事が出来る部位を見ていきましょう。
✱MLアクションとMアクションの2種類の穂先をワンセットにしたスペシャルスピニングロッド。✱マットブラックのブランクも渋くて格好いいです。
1セクションのブレード部分には、それぞれにロッドアクションの印が着いています。出先で2本目のロッドを持てない時やコンパクトにシンプルな釣行を目指している時に重宝する仕様として、旅先からワンデイ出張等々に人気を得ています。
スピニングロッドとしての最大の特性である、朗らかなロッドワークをベースに繊細さを現す「MLアクション」とバッシンスピンならではの豪快さを現す「Mアクション」は、特性を表す為にテーパー(外径や角度)に依って造り出しています。
ロッドのテーパーは非常に難しい世界で、様々なロッドを造り出している専門メーカーにとっては技術とセンスの見せ所です。
✱2種類の穂先はテーパーが全く異る巻き方で調子を造りだしています。✱其の為ティップの外径も異なりますよ。
近年の第三ガイド辺りからティップへ掛けての極度なファーストテーパーではなく、フィールドで遭遇するであろうターゲットや釣り人が体現する釣法の発見・開発・定着化を安定したものに変換する為のロッドとして総合的なデザインを非常に広くし、誰にでも取り入れ易くしたモデルです。
非常にきめ細やかな設計で、バサーがフィールドで愉しむ種々の釣り方から其の手法は勿論、対峙するバスの動きを制御する調子を造り出しています。
アクションの違いは明確にされている「Shadow602ML&Mスピニングロッド」。MLアクションはその名が示す通りに、繊細なルアーアプローチを無尽に表す事が出来る調子。MアクションはMLアクションの調子にプラスαとしてパワフルさを付与。ワームなどの手先の微細なアクションを必要とする時はMLアクションを。ハードプラグを中心としたタダ巻きから豪快なツイッチアクションなどを必要とした時にはMアクションをと、それぞれの特徴を一本で存分に遊べ楽しめる様にデザインが成されています。
ガイドは様々な種類のラインで楽しめる様にと、リングはバス用のサイズをセッティングしています。特にスピニングリールにスプーリングするブレイデッドラインには必ずナイロンのリーダーをセットアップしますから、メインラインとリーダーのノット部分を気にする必要も殆どありません。
「Shadow602ML&M,スピニングロッド」のイメージカラーはブラック&レッド。マットブラックにブラックとレッドのスレッドラッピングでシンプルに仕上げています。
グリップ全体のデザインも同イメージカラーで統一。メタルパーツと人口マテリアルのEVAに天然素材のコルクを用いたセパレート式のグリップはキャスティングからロッドワーク(ファイト中も含む)に、程良い力加減を加え易い設計で造られています。
グリップその物を見る時に何処に注目していくのか…皆さんはご存知でしょうか。「グリップの長さ?」「グリップの形状?」色々な視点で見ていく事が出来ますが、実は真っ先に見るのはロッド全体から見てリールが何処に装着されるのかをチェックしていきます。
リールの位置はロッドの中心点に成る部位で、非常に重要なチェックポイントに成ります。「Shadow602ML&M,スピニングロッド」はロッド全体のバランスと中心点の具合いをしっかり確保している事が伺えます。此の高バランスのお陰で2種類の穂先を用いた独特で個性的なバスフィッシングが遊べるわけですね。
異るアクションを一本で活用する「Shadow602ML&M,スピニングロッド」を携えて、マイフィールドへ通ったり一人旅やキャンプなど様々な環境でお愉しみ下さい!
✱スペック✱
総全長: 6フィート/仕舞寸法: 95cm/仕様: 2ピース
MLアクション・ルアー基準値:4g~18g
Mアクション・ルアー基準値: 7g,~28g,
基準値ライン:Mono4Lb,~10Lb,/PE 15Lb,~20Lb,
バスフィッシングの遊びを増やす
では此処からは恒例の寄り道です!寄り道大好き!
「Shadow602ML&M,スピニングロッド」で遊ぶバスフィッシングを少しだけ見ていこうと思います。色々なルアーでバスを釣るのが面白くて仕方がないのですが、何と言っても一本で2種類のアクションを使えてしまうのだから我儘な内容だなぁ~と思いつつ、バイクや出張・一人旅などでは2本・3本とロッドやリールを持って出掛けられませんので、可成り頼りに成る一本だと思います。
先ずはリールの種類を見てみると、スピニングリールとトリガースピンリールがセットアップ出来ますよね、その中から小さく分けていくとスピニングリールは小型・中型・少し大型のサイズが組めますね。" 少し大型 " と言うのは本当は大型ではなくバスサイズとされるサイズを示すのですが最近は大型に入るらしいんですよ…ふむ。因みにそのリールは" Cardinal44 "で極普通のバスサイズです。
トリガースピンリールに目を向けてみると極々普通のバスサイズを念頭に組んでいます。最近は世界的にもクラッピーやイエローパーチなどを釣る小型のトリガースピンが多く成っている様ですが…うむ。
それぞれのロッドアクションにセットアップしていくと、スピニングリールの1000番から2000番(シャロースプール含む)はMLアクションで遊び、2500番から3000番はM アクションでグイグイと遊べますね。トリガースピンは基本的にバスサイズ(念頭のサイズ)なので両方のアクションで楽しめそうです。
では気になるルアーを少し覗いてみます。先ず始めにMLアクションとMアクションで共通して楽しめるブレードベイト(ラバーベイト)を参考として見てみました。
この種類のルアーはフィールド・天候・環境・バスの活性に左右される事無く常に用いるスペシャルルアーに成るので、共通して遊べて良く釣れるルアーが沢山あると面白味も増えてきますね。
それぞれのアクションでルアーの違いが出てくるのかをザックリと見る事にしました。其の違いを識るのに共通のルアー/タイプが同じルアーをセレクトしています。
どの位の違いが有るのかもチェック対象ではありますが…個人的にこの違いを探るのが好きなだけかもしれません。
ルアーとしては「WoodyLandParadox」「シンキングペンシル」「フラットサイドルアー」で比較しています。
《 Shadow602,MLアクション 》
ちょうどYoin氏が取り寄せた新型スピニングリールDX1000Sが到着していたので、早速ロッドにセットアップしました。
✱セットアップ参考リール《DX1000s》
✱ラインキャパシティ:4Lb,/90m
✱ギヤ比 5.2:1
感想としてはこのクラスのリールは兎にも角にも軽い!シャロースプールで更に軽い回転を実感。更にロッドのリール位置が心地良く、軽目のツイッチからショートジャークを連発させるペンシルベイトやショートリップタイプのミノーに動きを発生させるのが楽しそうです。
ML アクションの特性で楽しめるルアー比較。パラドックスは100サイズが水面と水中の両方で遊べます。シンキングペンシルではアシモフのジグミノー(最近では珍しいそうです)。フラットサイドルアーではアシモフのポニーフィッシュが浅瀬と深場の両水深でバスを釣る事が出来ます。
ルアーの総全長・重量は少しだけ小振りなタイプが主役に成ってきます。多少の重みを感じるルアーでは抵抗の少ないタイプで思い切ったアクションが出せそうです。
《 Shadow602,Mアクション 》
次にセットアップしてみましたのはMアクションです。
セットアップしたリールはローギヤとハイギヤの2つのギヤ比を併せ持つスピニングリールSG11-3000で、此方の機種はたっぷりした糸巻き量を持つサイズです。
✱セットアップ参考リール《SG11-3000》
✱ギヤ比①4.7:1②6.7:1
✱ラインキャパシティ 8Lb,/150m
感想としては海外勢が頼りにする機種な為か頑丈な本体は、先のDX1000S と比べれば重量は其れなりに在りますが、ドッシリ感を感じさせないのは全体のバランスの良さが表れている事が良く判りました。
又、スプールが少し大きいとリーリングしている時の手元のブレ感を感じる場合も多々有ると思いますが、手ブレ感が無くスムーズなリーリングが出来ると実感しました。
Mアクションの力強さと安定感の特徴で遊べるルアー比較してみる。
先の内容で見ていくとパラドックスは115サイズで水面・水面直下・水中のダーター・ミノーアクションに加えツイッチアクションでチャグアクションなども出来て面白そうです。シンキングペンシルでは少し重量の有るアシモフのマレットでズドーンとポイントへキャストすればダイレクトなアプローチが可能で攻略する範囲が増えてきますね。フラットサイドルアーではアシモフのヘッドフィッシュを用いれば、リップ効果を引き立たせたツイッチングで色々な状態のバスを釣る事が出来ます。
参考としたルアーはハードプラグで見てみましたが、ワームの存在も忘れてはおりません!ワームの場合にはリグのシステムに大きく左右はされますが、基本的にシンカーの重量で決めていくと良いと思います。オーソドックスなスタイルのジグヘッド・リグでしたら、セットアップするワームの全長ではなくジグヘッドの重みで決めて下さい。注意としてはジグヘッドの重量が軽くてもセットアップするワームやソフトルアーの重量が有る場合には、総合重量で決めるとスムーズで無理のないナチュラルなワームフィッシングを満喫する事が出来ますよ。
✱スペック✱
総全長: 6フィート/仕舞寸法: 95cm/仕様: 2ピース
MLアクション・ルアー基準値:4g~18g
Mアクション・ルアー基準値: 7g,~28g,
基準値ライン:Mono4Lb,~10Lb,/PE 15Lb,~20Lb,
此処まで寄り道してみましたが如何でしたでしょうか、何かしらの参考になれば大変嬉しいです。ロッドやリール・ラインのセットアップ(組合せ)は使用者の自由で、色々な経験が反映されていきますから、様々なフィールドで色々な組合せをチャレンジしてお愉しみ下さい。