新しいルアーフィッシングをフィールドで実戦しているチャレンジャーAyabeさんのOnlyOneページです。今回のご依頼は普段のルアーフィッシングにピリリとスパイシーなタックルをとデザインされてのご依頼です。

Ayabe.StyleWeepingWillow.

 大好評の2ピース・ブランク『WeepingWillow 』で今迄に無いスペシャルな内容のカスタムロッドをデザインされたAyabeさん。

✱ルアー基準値は1/32oz,~3/16oz,

 カーボンソリッドとカーボンチューブラーで構成させれるブランクを、海から河川に湖へとフィールドを越えたルアーフィッシングを愉しむための一本を製作する事に成りました。

ブランクの基本スペックを少し上げたデザインは、Ayabeさんが普段からフル活用している種々のルアー(ブレードベイトからハードルアー・ソフトルアー全て)を主役にして、WeepingWillowのソリッド特有のアクションも楽しめてしまう完全オリジナルなカスタムロッドとしてパーツやグリップ等々を厳選していきました。

厳選されたパーツの一つとしてガイドが有ります。 AyabeさんがセレクトしましたのはMiniMiniRod専用ガイドで特別にワンセットにした内容で、ガイド数はTop-1個Guide-9個です。

 AyabeさんのWeepingWillowは愉しむルアーの基準値を少し上げた内容に成ります。

ブランクのルアーウエイト基準値/1/32oz,からなのですが、此の基準値を1/4oz,を中心にしてジグスプーンやスリムダンディーライト等々のバススプーンを主軸にしたブランク設計をし、ガイドも其れに合わせてセレクトしていますよ。

ブランク自体のスペックを上げていく手法には幾つか有りますが、最も効果が高くブランクの特性を損なわないYoin流の手法で再構築していきむすよ。ブランクのテーパーとティップの曲がり始めを大きく変更するブランクティップのカット(WoodyLandのオリジナルブランクは長めに造られているモデルは此のためなんですね)を行ない、其れに伴いセッティングするガイドのサイズと数を選定し作業をスタート。

ルアーウエイトの基準値を変更する事で活用する多種多様なルアーも広がり出掛けるフィールドも自然に広く成っている仕様なんですね~。

 MiniMiniRod専用ガイドを活用してガイドセッティングを行ないますが、元々のガイドセット内容はトップを入れて10個でした。今回はブランク基準値アップとテーパー・ティップの曲がり始めを変更するので、ガイドセット内容はトップを含めて8個の内容でセッティングを進めました。

Ayabeさんスペシャルとしてガイドセッテイングも順調に進んでいます。ガイド数も厳選して曲り方・感度を調整してセッテイングしました。

AyabeさんのWeepingWillowはルアーウエイト基準値の変更だけでなく様々な箇所がOnlyOneなんです。グリップやグリップの取り付け方にもオリジナルな世界観を表していますよ。

 メインスレッドはグリーンカラー・トリムをゴールドに決定です。特別なノスタルジックウッドグリップの色調に合わせたカラーデザインと成りました。

素敵なノスタルジックウッドグリップに合わせ、選定されたスレッドはマテリアルを2種類としています。

着々とスレッドラッピングが進んでおります!真下の画像はメインスレッドのナイロンスレッド・グリーンをラッピングしたばかりを撮影しましたが、コーティング前とコーティング後では色の発色が変わりますので、仕上がりが楽しみです。

実はガイドセッティングをする前の段階では、グリップに関連する細かな作業と調整も同時に行なっているんですね。下準備と作業工程をきちんと組んでおくと作業もスムーズに。

 さて、此処から第一セクションと第二セクションに分けて見ていこうかなと思いますよ。第一セクションは主にガイドと成り、第二セクションではロッド全体の要の補強やグリップと成っています。

第一セクション / コーティング後

第一セクションの全体はこ〜んな感じに成り非常に細く強いカーボンソリッドのセクションです。

穂先が非常に細いカーボンソリッドティップは水中のほんの少しの水流も感知しライトウエイトの多様なルアー全てを操る事が可能に成ります。

第一から第五ガイドはシングルフットガイドに成ります。此のガイドフット自体が非常に短く小さいのでガイドとブランクの隙間にもコーティングを施しますよ。

常々、OnlyOneページ内にて記載しているのですが、ガイドの位置はブランク全体の調子出しと感度の度合いを決定付けますので、最終的な仕上げのコーティングもしっかりと行います。ガイドとブランクの隙間が有ると後々のアクシデントの原因に成りますので、自作される方や既製品を購入される時は此の部分に注目してみて下さい。

第一セクション / 第二セクションの繋目

最も負荷が掛かる部位の繋ぎ目もスレッドラッピングをし、コーティングもガイド部位と同様に進めます。マサやんのコーティング方法は一度塗りで完璧にコーティングしていますよ。

第二セクション / コーティング後

 さあ、此処からは第二セクションに変わってゆきますが、此のセクションではロッド全体の調子の要と成る補強やグリップへと続いてゆきます。

世界で一本のOnlyOneカスタムロッドを証明する専用デカールはYoin氏お手製でデザインもYoin氏が行っています。デカールのデザインとスレッドカラーがマッチしていて渋い仕上がりに。

グリップを作成していく

 Yoin氏も気に入っているウッドとメタルパーツの融合が美しいNostalgicWoodGrip を選ばれました。此のグリップは全てのパーツが完全に固定組みにはされていない為、細かな製作が可能な稀なグリップなんですね。極細なブランクとの製作が可能でリールシート内部・ウッドグリップ内部の直径の調整も行い易く成っています。

Ayabeさんがのご希望で"WeepingWillow"は特別仕立てのカスタムロッドとして製作しています。

其の特殊性を見る事が出来るのは天然素材の"ノスタルジック・ウッドグリップセットの仕立てに成ります。

参考画像はブラウンカラー

製作の順序は先のガイドセッティング及びスレッドラッピングの前に、幾つかのパーツで構成されるハンドルを一本の仕上がったハンドルに造り上げていきます。

此のグリップとブランクは通常ではブランクスルーに仕立てたりしますが、AyabeさんのWeepingWillowには複数のパーツで構成されるノスタルジックウッドグリップを1本の完成されたグリップとして製作していきますので完全体のAyabe.NostalgicWoodGripを仕上げています。

 1本の完成体のNostalgicWoodGripとWeepingWillowとの繋ぎ方は、将来的な活用域を想定して脱着式を採用していますよ〜。脱着方式はスクリューフェルールを選定しました。

ノスタルジックウッドグリップを構成するパーツを並べて。

Turikoubouスクリューフェルールはブランク側とグリップ側に接着固定していきます。ノスタルジックウッドグリップはフロントカバーの内部パーツやリールシート・メタルトリガー・ウッドグリップと有り、リールシート内部にはカーボンシャフトを摺り合わせ調整をして接着固定していきます。

ブレードのスレッドラッピング前にスクリューフェルールを接着固定した状態は画像の様に成ります。完全に固定を確認したのちにスレッドラッピングをする順序なんですね。

ノスタルジックウッドグリップの内部構成を撮影してみました。

大凡のグリップの全体のサイズ合わせと内径合わせなどの作業が確認がとれたら、順番にウッドグリップを仕上げてゆきますよ。

Turikoubouスクリューフェルールのスクリュー部分は、ノスタルジックウッドグリップへ繋いだ時に隠れる様にサイズ調整を行ない仕上げました。

ブレードとノスタルジックウッドグリップをセットアップするとスクリュー部分が隠れる様にシンプルなデザインにしましたよ。

ノスタルジックウッドグリップの完成

 さあさあ、様々な製作作業を進めノスタルジックウッドグリップも一本の脱着式グリップに大変身です。早速WeepingWillowにセットアップしました。

ノスタルジックウッドグリップをスクリューフェルールを採用した脱着式カスタムロッド用ハンドルへと製作しましたので、幾つかのレンジ・調子違いのブレードを付け替えられる世界で一本のAyabeさん専用カスタムロッドが此処に誕生しました〜。ブレードのスレッドカラーをノスタルジックウッドグリップのカラーに合わせたトータルカラーデザインはとっても素敵ですよね。自身がフィールドで心地良くルアーフィッシングを愉しむ為のロッドとして始めからデザインしていく事が出来るのはOnlyOneカスタムロッドならではですね。

 AyabeさんのWeepingWillowは海釣りのライトタックルフィッシングからラージマウスバスを狙いに湖へと出掛ける際にもライトタックルフィッシングで様々な淡水魚を釣る楽しみがあります。

ターゲットの種類・フィールドに依ってセットアップするリールも異なってきますから休日の過ごし方も無限に拡がりますね。

お節介セットアップ~

 では、此処からですね恒例の"担当鈴木のお節介セットアップ"を少しだ見ていこうかなと思います。

Ayabeさんの相棒リールとプラスαのリールを並べてみましたが、其々のリールは個性的で特徴の在るベイトロッドにセットアップする事が出来るリールですが、Ayabeさんが海釣りへと赴いた時に常に相棒としているリールDKS50, DX100, JKS50,をWeepingWillowにセットアップしていくと多種多様なルアーを狙ったポイントへスムーズにキャスティングをしルアーを操作してターゲットを誘い出し仕留められる内容のセットアップに成ります。

セットアップするリールを決めていく方法は様々に有りますが、判り易く云いますと例えばフィールドの天候に合わせる事も重要に成ってきますよね。海へと出ていくと海上は風が非常に強かったり、波が高く成っている場合を想定してリールの最大の特徴であるブレーキシステムで決めていくのも、トラブルレスなルアーソルトフィッシングが組めますね。

此れ自体は淡水域でも同様で、河川なのか湖であるのかでも多少の違いは出てきますがセットアップするリールの選定基準は天候やフィールドの環境を中心に、どんな内容のルアーフィッシングを組み立てて遊ぶのかも加えてシミュレーションしながら面白く楽しいセットアップタイムを満喫できますね。

海釣りで色々な魚をターゲットにしたルアーフィッシングでは、ルアー基準値を上げたWeepingWillowと頼りに成る相棒リールのタッグで、向い風に向かって広い範囲を遠投する事が出来るルアーを上げてみました。


 AyabeさんのWeepingWillowにはAyabe相棒リールの他にセットアップして普段とは異なる遊びが出来るリールが在りますので少しだけ覗いてみましょうか。ノスタルジックなデザインが人気のW300R, NHD500, FY-40,をクローズアップしてみました。

ダム湖のボート釣りや河川でスモールマウスバスなどを釣る時や、渓流や管理釣り場で遊ぶ時にセットアップすると楽しそうな"W300R"はシャロースプール搭載のベイトリールで水面から水中ルアーのライトタックルフィッシングが面白い。"NHD500"はノンブレーキ型ベイトリールで波止場や高台のポイントでフリーフォールフィッシングを満喫する事が出来るセットアップに。"FY-40"はちょっとしたラージマウスバス狙いの時に遊ぶ時に、今は懐かしいミニチマ・ルアー系に持ってこい!なセットアップに成りますので、リールの特徴に依ってWeepingWillowの特性も変わるナイスな組み立てが自由なんですね。

 此処にラインナップしたルアーはラージマウス・スモールマウスバスから岩魚や虹鱒に、クロダイやカサゴなどの海釣りで活躍している人気者で、可成りライトウエイトなルアーからアクションディスタンスブースターを用いて遊ぶルアーと成りますよ。リールの特性に依って先程のルアーとは遊び方やルアーがガラリと変わりました。この様にセットアップの内容でWeepingWillowの個性も変わる所がカスタムロッドの醍醐味と云えますね。

AyabeさんのスペシャルなカスタムロッドWeepingWillowを通して、無限に拡がるルアーフィッシングの内容を見ていきましたが如何でしたでしょうか。組み立てていく一つ一つのタックルの内容で一つのフィッシングタックルに成りますので今年のAyabeさんの独創的なルアーフィッシングに目が離せませんね。