芦ノ湖バスフィッシングに復帰準備を開始されたYoshimuraさんのOnlyOneページ。 仲間達と久方振りの岸釣りを徐々に楽しめれば~と、ご自身の相棒をカスタム依頼です!
永く共に在る相棒
Yoshimuraさんが大事にしている相棒BX-21 Brown.を芦ノ湖の岸釣りで存分にバスフィッシングを楽しめる様にと久々に手を入れる事と成った今回のご依頼。
当時から数多の銘木でパーミングカップとサムレストをハンドカービングして参りましたが、操作性・周波の受け取り方など現在のセットアップするロッドやラインに依り様々なデザインが誕生してきました。
この度のご依頼ではバスフィッシングじたいが可成り久々で有る事と、総合的に自由度が高くセットアップするロッドやラインから愉しむルアーや手法に左右されないスペシャルなデザインでハンドカービングをする事に成りました♪
YoinModel, BX-21 Silver
スペシャルなデザインと言うのは、Yoin氏が実際に数多のフィールドでRUN&GUNをしていたSilverBX-21 に装備したパーミングカップとサムレストをベースにハンドカービングをする事に。
パーミングカップとサムレストは多種多様なフィールドで多様性に富んだロッドワークを行う為に活用する事と更には1歩先をいくロッドワークを可能にする為に装備してノーチラス級バス用に挑みます。
木々の間から数十メートル先の沖合いへキャストする事は勿論の事、非常に近いポイントへバスへの影響を与えない着水など、岸釣りで楽しみ技を駆使する事が出来るBX21だからこそ可能なカスタマイズに成りますよ。
新たな相棒として
蘇る新たな相棒をグレードアップするパーミングカップとサムレスト製作ですが、数少ない銘木の中から1種類を選び出しましたよ。
Yoshimuraさんが選びましたのは数少ない月桂樹という銘木。カービングしていくと段階的に少しづつ色味が変わってゆく素敵な銘木です。
パーミングカップとサムレストは同じ銘木から創り上げていきます。何故かと言うと同じ年数を経てきている為、活用していく中でパーミングカップとサムレストは同様の年数を重ねていきます。
Yoin氏が細心の注意をはらって原木の中でも最も善い部分から削り出しているのは其の為なんですね。
完成したばかりのYoshimuraさん専用のパーミングカップとサムレストを撮影です。パーミングカップの裏側は可成り特徴的で面白い。
持ち主と共に成長していく事を前提にハンドカービングを行うので、フィールドでどの様な遊びを想像し実際にバスフィッシングを形作っていくのか…そんな事も考えながら製作されていますよ。
ハンドカービングしていくと…木は自然治癒を発動してきます。この発動を何処まで進めて止めてられるのか…、この作業が非常に難しく発動のタイミングと発動時間に集中していきます。
1工程が非常に緻密で幾つもの工程が有り、銘木の特性と個性に依っても大きく異なる所は興味深く楽しい一面もあります。
Yoin氏に依る" 無我の境地 "仕上げは一日を費やして付きっきりで行うのですが、仕上げの前段階で行う磨きの工程も段階的にあり、木が持つ再生能力を何処まで抑えられたか等を確認しながら進めていきます。
少しづつ銘木がパーミングカップとサムレストへと変わった頃には、天然素材だからこその苦労もフィールドに立つ依頼者を考えれば大した事も無く感じられます。
さて、Yoin氏から製作している時やその気持ちなどをお聞きしたが、先程に登場したYoin氏のSilverBX-21 に装備したパーミングカップとサムレストをベースにしたデザインで製作しました。
通常とは何が大きく違うのか…は簡単に述べましたが、全体的に何処へでも指先から手の平の中で引掛けられる仕組みでデザインが成されているYoin専用パーミングカップ。
サムレストも何処へでも指を引掛けられるデザインなので、力が必要な時・力を抜きたい時とサムレストの役割を実感すると思います。今回のご依頼のデザインもYoin氏専用をベースに現代風にしました。
サムレストは程良くカーブと引掛ける部位を設けているので色々なパーミングが出来ますよ。素早いツイッチも楽々♪
パーミングカップは様々なパーミングの仕方が出来る他に、水から流れてくる周波を受け取る役目もありますよ。特にBX-21 はリールハンドルに逆転の遊びを設けたリールで、ほんの少しの周波を振動率としてルアーの動き・水の動きに加えて、ルアーを追うバスの動きを周波→振動率=感度として受け取る装置を備えています。未だにSilverBX-21 とBrownBX-21 を愛用されている方達は、この振動率を得てバスフィッシングが行えるリールが現存しない為に大事に手入れをしながら愛用している訳ですね。
その最大の特徴である振動率の良さと、ルアーのサイズに関わらず思ったポイント・距離をキャスティングする事が出来る事と、バスを仕留め易いギヤ比をもつBX-21 に更なるグレードアップとして、感度と操作性を加えたカスタマイズを形にしました。
パーミングサイドを後ろから見てみると独特なデザインで有る事が判るかと思います。月桂樹の持つ風合いは永く共にする事が出来ますね。
Yoshimuraさんが芦ノ湖へと通っていた頃に活躍させていたルアーは当時では泣く子も黙るbagley'sBang-Oルアーを始めとしたタダ巻きを中心としたバスの活性に合わせ易いルアー達です。お店にYoin氏が使っていたルアーと当時販売していたルアーが在りましたので、参考に撮影をさせてもらいました。
Bang-Oはサイズ展開が豊富で水面と水中の両水域を得意とし、色々なバスの状態からフィールドの環境に合わせて自由な狙い方も手法で仕留めていました。又、風体が細いミノーではバスの反応が得られない時に投入するWoodyLandWildCatも白浜や避難桟橋にムジナ、早川口や七里ヶ浜に深良水門・亀の元に立石に小杉の鼻など、様々な岸釣りポイントで高速巻きで通常のミノーに反応しないバスを仕留めていましたね。此れから迎える季節はバスがウヨウヨと動き、素早く1匹の獲物を追い食いしてきますから、今回のグレードアップBX-21 で再び芦ノ湖全体を満喫される事と思います。
ちょっと時間が空いた時や仲間達と様々なフィールドでお愉しみ下さい!
BassProShopフジ釣具