天然素材を活かして
フィールドを選ばないバルサウッド製のWoodyLandHOTRODをご紹介致します。
バスの高活性から低活性と幅広く対応するクランクベイトです。日本の殆どの季節を通してクランクベイト・フィッシングを楽しめるクランクベイトとして誕生したHOTRODは、天然素材のバルサウッドの特徴である浮力と揺らぎを活かしたモデルです。
浮力を活かすバランス設計
バルサウッドは揺らぎを発生させられる非常に素晴らしい素材。Yoin氏が得意とする安定感の中に揺らぎを発生させる独自のノーチラスバス用アクションを形にしています。リップの位置と角度に加え、フロントフックの位置とリアの絞り込みを微妙なバランスにする事でシャローレンジからミディアムレンジ付近までをトレースする事が出来る仕様で製作しました。
クラシカルなカラーデザイン
HOTRODのカラーデザインはちょっと懐かしいカラーやクスリと笑ってしまうカラーをペイントしています。オール5色のラインナップで澄んだ水域と濁った水域や、晴天・曇天・雨天と天候に対応した迷わずセレクトが出来るカラーデザインのラインナップです。
Yoin氏がシャロークランクを普及させていた当時から比べると、現在のカラーは1色が担う役割(条件)が大分広くなっています。例えばbagleyに特注で造らせていたKillerB3やDivingKillerB3などは10色近いカラーラインナップで様々なフィールドで色々な状態のバスに対応させて釣っていましたが、Yoin氏の提唱するプラグカラーが今となってはルアーメーカーの定番カラーにも成り、カラーラインナップ数をギュッとコンパクトにする事が可能に成りました。様々なフィールド・時間帯・天候などで繰り返しのテストの賜物です。バスマンがフィールドで楽しめてしかもバスが釣れるカラーを現在もテストや試作造りに余念がありません。
YoinColorMagic : HOTROD
HOTRODのカラーは日の出ている時間帯を中心としたラインナップで、その中に懐かしいカラーを織り交ぜています。Yoin氏の茶目っ気を垣間見るカラーもありますね。
✱魚達は空の色や周辺の環境が移りこむ色、水中の様々な色を通してHOTRODを認識し追ってきます。通い慣れたフィールドや初めて降り立つフィールドでYoinColorを存分に楽しんで下さい。水深に依り光りの到達が変わる事と水中の環境に依る歪みを識る切っ掛けに成るかと思います。
自由な潜行
HOTRODはシャローレンジを中心としたクランクベイトですが、他の同クラスのクランクベイトとは潜行するレンジ(水深)の幅が有り、シャローランナーと云うカテゴリーを突破する様にもデザインされています。改めて水深へ注目してみようと思います。
クランクベイトと言うのは水深別に造られている事が殆どです。バス用プラグの種類で水深別に細かく製造されているのはクランクベイトだけです。改めて意識すると凄い事だと思ってしまいました。なので水深の目安をシンプルに作ってみました。
世界的な水深の目安
水深を4つに分けられています。
この中でスーパーシャローはトップウォーターでも有るのでご注意下さい。⚠️この水域はトップウォーターのダータープラグ・チャガーアクションの領域で、その昔はミノーをトップウォーターとして米国では扱われていたんですよね。
基本的にシャローウォーターと呼ばれる水深からアンダーウォーターの世界とされますよ。
普通の使い方でのシャローランナーとは3ft,若しくは4ft,あたりまでを指していますが、クランクベイト創成期に還るとすれば5ft,までがシャローウォーターと成ります。
HOT ROD&Asimov, CrankBait
Yoin氏のオリジナル・クランク及びYoinセレクトのクランクベイトを簡単に水深目安表に落とし込んでみました。
因みに各クランクベイトの最高深度ではなく通常のバス用ハードタックルで活用して潜らせ易い水深を表しています。
⚠ミディアムウォーターはシャローランナーで行えるので特別取り上げていません。
WoodyLandのオリジナルプラグやYoinセレクトのプラグは、以上の水深を前提とした狙い方(範囲=水深)をする種類を展開していますので、改めて最確認してみて下さい。何かしらの参考に成るかと思います。
ではアンダーウォーターの世界(水深)が判った所でHOTRODへ眼を向けてみましょう。
最高深度は実は自由だった
水深目安表を念頭にHOTRODが有りますが、網羅する水深は00ft,(水面)から約5ft,と非常に広い水深を網羅している事が判るかと思います。00ft,(水面)とは往年のBB3やロシアンママと同じく水面コウモリ巻きが含まれています。
バルサウッド製のHOTRODは天然素材の浮力を活かして最高深度を自由に潜行させられる様にと製作したシャロークランクベイトに成ります。通常は3ft,~4ft,に泳ぎ回るバスを仕留めています。又、本体が丸々浮力体でも有るので古の水面コウモリ巻きも同時に愉しめる仕様に。
では、HOT RODの特徴が少し判ってきた所で使い方(基礎)を述べてみようと思います。
自身が立てた仮説を元に探り誘き出して仕留める水深へとHOT RODを到達させるにはリールを巻いて(クランク)行いますが、先ず重要なのは着水後のデッドストップで水面上にキチッと止める事からスタートなんですよ。キチッと止めるからこそ適切なライン操作が可能になるんです。「?ライン操作とは何よ…」と思いますでしょ。実はデッドストップしている最中はラインは可成り動き余分なラインも可成り出ていますので、此の余分なラインをどの程度巻き取るかに依って最高深度を変える事が出来るのがHOT RODトの凄い所なんです。
HOT RODアクション
A : 着水→デッドストップ→余分なラインを巻き取る→クランクスタート→少しづつクランクを深めていく。
B : クランク本体を上下に蛇行しない様に或る一定の速度を保ちながらリーリングすればO,K!
基礎に有るAをしっかりと行う事で最高深度は可成り自由に選べます。次に重要なのはBのリーリングですが、クランクベイトは使用するロッドの調子(ブレードのテーパー・ロッドアクション)に依り、動き方と最高深度が変わります。
例えば、WoodyLandHOTROD(シャローランナー)はレギュラーテーパーのミディアムライトで活用法すると大体3ft,若しくは4ft,をトレースしますが、スローテーパーのミディアム(代表はバスアクションロッド)で活用すると凡そ6ft,をトレースする事が出来ます。注意点としてはロッドの穂先を下に向けてはいけません。因みにYoin氏はHOTRODで6ft,をトレースして釣っています。
HOT RODは潜らせていくクランク(操作)も行い易く造られていますので、潜行させる水深は使い手の技が活きてきます。
エリアの違い
沖合いでは行動力の有る高活性のバスを狙い撃ち。岸辺へと近づいてきたら湖底が近く成るのでザリガニや蟹などの甲殻類のイメージでボトム近くをトレースする事が可能に成っているHOT RODです。
HOT RODの広範囲な潜行は環境や其の状況からバスの状態に依って使い分けられますので、基礎の使い方にプラスしていくメソッドは、セットアップしているロッドのポジションです。成るべく水面に対してロッドの穂先を水平に維持してリーリングを行なってみて下さい。想像以上に良く潜っていきますよ。ロッドの穂先を下に下げ過ぎると適度なリズムでリーリングを行なっているのに、ルアーのリップとラインの角度が悪くなり潜行していきません。現象としては上っ面をヨロヨロと引いているだけに成りますから、素材とバランスを取っているHOT RODのアクションを最大限に引き出し効果を上げバスを連続ヒットさせるには、ロッドポジションもお忘れなく。
湖や河川に野池など様々なフィールドでHOT RODアクションで新しい発見と貴方だけのアクションを生み出してお愉しみ下さい。
WoodyLand HOT ROD Spec.
全長 : 3inch, 重さ : 21g,
仕様 : フローティング
バルサウッド製
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