スピナー効果を越える
WoodyLandオリジナルのスピナー『Mallakamb』が遂に完成しました。
スピナーの効果を越え、フィールドを越えて様々なターゲットを釣る為に今迄にない全く新しいスピナーをハンドクラフトしました。
スピナーとは回転したりフラフラと はため かせたりするブレードを中心にしたルアーに成りますが、"Mallakamb"においてはブレードの効果に加えて他のルアーの効果を併せ持つスピナーを開発する事で、スピナーと言うジャンルに新しい風を吹かせる事が出来ました。
Mallakambの全体を様々な角度で撮影。オーソドックスなフレンチブレードには新作のフィッシュヘッドを組み合わせています。
パっと見では重たい印象にしたりですが、スピナー・ミノー・ジグ要素を1つのルアーにデザイン製作しましたので、重量は11g,で仕上げています。バッシンスピンからベイトフィネスタックル、バスアクションロッド等々と幅広いタックルで楽しめる重さです。
総合的にタダ巻きを中心としたアクションで様々なフィールドで活用します。2種類の本体とルアーカラーのスカートや2種類のネクタイでデザインしています。
ミノーの要素とジグ要素を両立させる2種類のネクタイは特徴的で水中の環境やターゲットの状態に合わせたアクションを出す事が"Mallakamb"の最大の特徴です。
フレンチブレードはオーソドックスな番手を選定し、2種類の本体で総合的なバランスを出しています。参考画像で活用しているカラーは#PSPです。
"Mallakamb"はスピナーとして見ると可成り全長の在るモデルに成りますが、ミノー要素を全面に出して活用する時には丁度良い長さでハンドクラフトしました。下流線も長く続く事に加えターゲットには長い距離を見せ付ける事も視野に長さを決めています。
"Mallakamb"は普通のスピナーを越えているモデルな為、ターゲットの喰い方も様々ですから装着したのはダブルフックを選定。岩陰や藻の陰に潜むターゲットも引っ掛かる事なく仕留める事に専念する事が出来る様にというYoin氏の願いも注入です。
"Mallakamb"のカラー構成は独特な世界を表していますが、フィールドの違いや水中の環境、天候の変化、ターゲットの状態に合わせられる様にと、1色が受け持つカラー条件を広~く設定したラインナップです。
Yoin氏も夜な夜なセッセッと作業台にへばり付いてハンドクラフトしていましたよ。
Mallakamb Action!
主な水深は?
"マラカンブ"はイラストに有ります様にシャローを中心に狙っていきます。重さ11g, を活かしてカウントダウンさせたりフォールアクションをさせたりと様々なルアー要素で新しいスピナーの世界を識る事が出来ますよ。イラストでは自然湖・池・川を想定した内容ですので、各地域のフィールドで「マラカンブ・アクション」をお愉しみ頂けます。
タダ巻きで魅せる
"マラカンブ"はタダ巻きを中心にターゲットを釣っていきますが、一口にタダ巻きと言ってもリールのギヤ比に依りブレードのアクションも異なってきます。Yoin氏がデザインしたのはローギヤ・ハイギヤ・スーパーハイギヤのリールで扱え楽しいスピナーと言う事ですから、お手持ちの相棒リールで存分に巻いてきましょう。ブレードを回転させたり、ヒラヒラ~フラフラ~と はため かせたりする事でターゲットが誘き出されます。
ベジタブルフィールドならお任せ!
"マラカンブ"の微妙なウエイト感はベジタブルフィールドで大きな効果を発揮します。日本には多様な水草が有りますので、ベジタブルフィールドの中をトレースする事も出来ますし、ベジタブルベッドをトレースしたり…周辺を探る事が出来るのも設定した重量の賜物です。
岩場やガレ場もまかせて!
微妙なウエイト感に加えてフレンチブレードの回転を或る程度制御する役割を担う本体に加えスカートとネクタイが水深の維持を果たし、岩場・岩盤・ガレ場などのヘビーな難所も攻略する事が可能です。イワナやブラウントラウトが釣れますのでチャレンジしてみて下さい。主にタダ巻きを中心に狙ってみましょう。
全く動きの無い時も。
総合的に見て、水の動きを感じられずターゲットの動きも全く把握出来ない時には、"マラカンブ"をフォールさせましょう。やゞゆっくりフォールする重量設定なので動けない魚に長く見せつける事が出来、魚のタイミングで喰わせる事を主体としたアクションは様々なフィールドで効果を発揮しますよ。
"マラカンブ"の代表的な水深やアクションを見ていきましたが、如何てしたでしょうか?上記に上げた代表的なアクションは主に淡水魚をターゲットとしています。
次に表していますのは…何と海釣り用としてのアクションです。
海釣りも視野に製作
"マラカンブ"は海釣りで活用する事を視野にデザインしているのですが、皆さんはラバーベイトやスピナーを海釣りで活用した事が有るかとおもいます。
気軽に出掛けられる堤防や河口域では、馴染みのある魚を釣る事が出来ますね。可成り昔(大昔)にYoin氏は海釣りでスズキを筆頭に様々な種類を釣っていたそうです。(当時は斬新過ぎたかも……とYoin氏)
近年の海釣りではバス用ルアーやマスキーやウォールアイ用のルアーを転用したルアーを、海釣り用として新たに開発もされているので、Yoin氏もそろそろ…解禁かな?と"マラカンブ"を海釣りで活用する事が出来る様にとバランスを組んでいます。
河口域付近のサーフなどもね!
潮回りに影響され難い場所が有るかと思いますが河口域やその付近のサーフまで幅広いエリアで"マラカンブ"をタダ巻きさせると所謂フィッシュイーター(スズキやヒラメ等々)を釣る事が出来ます。特にスズキが連続して喰ってくる事が有りますよ。
スズキやヒラメを狙う場合には、水面直下からシャローを一定の速度で"マラカンブ"をタダ巻きして下さい。
フィッシュイーターの本来の動きに合ったアクションな為、1匹を仕留めたら続けて同じポイントへキャストします。
そうする事で同型サイズ若しくは少しサイズアップしたスズキやヒラメを釣り上げる事が可能です。
堤防など所謂波止場も"マラカンブ"で他者とは異なるアプローチで釣る事が出来ます。
堤防などの岸壁も任せて下さい!
"マラカンブ"はフォールアクションで狙う釣る事が出来ますよ。ただ単に落ちているのでは無く、フォールのルアーアクションですからカサゴ等の落ちてくる獲物を待ち構える魚種に異常に反応しますので、フォールアクションが得意な"マラカンブ"で釣る事が出来ます。スピニングタックルはライトアクションですとキツイのでミディアムライトクラスで愉しんで下さい。又、ベイトフィネスタックルとの相性は抜群です。
海・川・池・湖と各地域のフィールドやポイントで、新しい世界を切り開くスピナー"マラカンブ"は、日本の四季を通して様々な動きをする魚を釣る事が出来ます。
是非チャレンジしてみて頂ければと思います。
フジ釣具