久方振りに製作されたZEALアンカニーチャップJr, が入荷して参りました。
試作の段階から大型サイズのバスがヒットしていた注目のアンカニーチャップJr,。
今回も悟さんの拘りを発揮させた名作の登場と成ります。
ベースを大事に新開発
ズイールと云えば幾つかの名作をイメージされるかと思います。名作が思いの外あり迷ってしまいますが、1,2を争う名作として取り上げられるのはアンカニーチャップではないでしょうか。
歴代のアンカニーチャップにはサイズ違いは勿論の事、スリムタイプであったりフラットサイドであったりと初代のアンカニーチャップのベースの完成度が高い事も有り、其のバリエーションは無限に広がっています。
今回の新作もアンカニーチャップ5/8oz,をベースに、アンカニーチャップJr,を復活させました。
悟さんのブログに掲載されているアンカニーチャップのサイズ比較画像です。
上のアンカニーチャップは5/8oz,Classモデル。下のアンカニーチャップが本作ジュニアと成ります。
本作アンカニーチャップJr,は総全長が6.2cmでハンドクラフトされています。アンカニーチャップ5/8oz,をベースとしている所とは何なのでしょうか?先の比較画像では一見すると判り難いかと思います…如何でしょうか。
アンカニーチャップJr,のスペックは総全長が6.2cmで重さは約13gで、ベースとしたアンカニーチャップ5/8oz,は総全長は8.8cmの重さが約18g,で造られています。此の5/8oz,の直径を継承し総全長を変更し、アンカニーチャップ・アクションを最大の特徴としたバランス造りを行なっています。
直径をそのままに総全長を短くすると云う事は、マウス部で受ける水流(水量)は同じですが、逃す水流(水量)に依る本体への影響は短く成った事で、左右に触れ易くする効果と水面に浮かべてロッドワークをする時の影響と効果を全く別のルアーへと変換させる事が出来るのと、直径・マウス部の形状と角度は同等ですが、比較画像を見ると本体の前方部から後方部へのテーパーが全く異なっている所も注目する箇所だと思っています。
可成り試作を作り込んでテストを重ねた事が伺えます。
因みに5/8oz,の場合では本体の長さが有りますから左右への作用を重視するのではなく、タダ巻きした時の左右に動きそうで動かないアンカニーチャップ独自のダートアクションが最大の武器なんですね。
アンカニーチャップJr,アクション
では、此処からはジュニアのアクションを少し見ていこうと思います。
ダートアクション
全長を活かしたダートアクションはシリーズ中で最も動きの良いモデルだと思います。日本ではダートとは水面下と呼ばれるギリギリの水域を中心に愉しまれていますが、本場では水面下からシャローレンジまでをダーティングさせてラージマウスバスを狙うのが基本なので、ジュニアも同様にシャローレンジをダートさせる事が可能です。
チャグアクション
アンカニーチャップの得意アクションとして取り上げられるポッパーアクションですが特徴的なマウス形状の最大の効果でチャグアクションを可能としています。バスが彷徨く時や岸際で是非アクションさせてみて下さい。バスやナマズ(←良く利く)が集まって来るのが見えると思います。
ジュニアは岸釣りからボート釣り(カヤック・フローター)で直接的にバスの反応を識る事が出来るプラグです。ダータープラグのカテゴリーを越えて、自身のハードタックルのセットアップ内容で其の性質を変えられるマルチなアンカニーチャップです。
沖合い(オープンウォーター)の何も存在しないエリアではバスに発見され易くアクションも容易に行えるので、多彩なロッドワークを繰り出せます。因みにオープンウォーターではダートアクション・ジャークアクション・チャガーアクションで存分に楽しめます。
木々の真下や岬の先端部・杭や立木・沈船など何かしらのモノが存在したりフラットではないエリア若しくは水域では、チャグアクションなどを代表するロッドワークが武器に成ります。みなもの状況に合せてロッドワークのピッチやデッドストップの間隔を変更する事でバスの反応の度合いを識る事が出来ますので、是非ジュニアでお試し下さい。
Color アンカニーチャップJr,
初回の入荷ではアッという間に売り切れてしまいましたので、直ちに悟さんへ再注文を行いまして現在は画像の4色がお店に並んでおります。
秋らしい空に合わせ易いカラーや定番カラーをセレクトしていますので、全国各地域の様々なフィールドでジュニアアクションをお愉しみ頂けます。
久方振りに復活しましたアンカニーチャップJr,をどうぞ宜しくお願い致します。