Ambassadeur fishing reels made Sweden since 1952
始めに この度はAmbassadeur4500Cの記事のご要望を誠に有難う御座います。
本製品は当店では売り切れと成り次回の入荷も未定と成っておりますが、まさか多くの方からご要望を戴くとは想像もしておりませんでした。有難う御座います。
BassReel for LargeMouthBass
待ちに待ったAmbassadeur4500C入荷して参りました。(本当に待ちましたっ!)
完全なラージマウスバス専用機として誕生したYoin氏が信頼を寄せるベイトリールをご紹介です。
Ambassadeur4500Cはスペシャルパッケージで到着をして参りました。前回の4600CAと同様にパッケージングされているのはAbuGarciaの証明書や保証書に専用のマニュアル・特別な専用パーツが組まれています。
MadeSwedenが示すもの
Ambassadeur4500C
スエーデン製である事を証明する内容でお店に到着してきました。
Yoin氏は歴代の4000番を保有しておりますが久方振りに本機を眼にし大喜び。
限定なのが惜しいくらいのアンバサダーのバス専用モデルです。
Ambassadeur4500Cは其の当時の雰囲気と現代のバスフィッシングに合せた内部構造とパーツで組まれています。
Ambassadeur5000Classに変わるモデルとし世界デビューした4600Cは、当時は米国の対ラージマウスバス専用として造られた経緯があります。
その為、Yoin氏がバスを始めた頃は6000番から始まり小型モデルとして5000番・3000番が登場をし、その内に完全なラージマウスバス専用として4000番が登場し様々な歴史を刻んで現代に至り、多くのバスマンに支持され続けてきました。
ベイトリールのクラッチ位置は様々な歴史がありますよね、代理執筆している鈴木も4~5歳の頃に5600C(当時はコレしかなかったとYoin氏)で一碧湖や芦の湖・山中湖などの岸釣りを家族揃ってバスフィッシングを楽しみましたが、5600Cはクラッチはど真ん中にあり幼子の手でもクラッチを切る事は出来ました。
Ambassadeur4500CSpec
- ギヤ比5.3:1
- ベアリング6BB/1RB
- 真鍮製メインギヤ
- 2点式遠心力ブレーキシステム
- レベルワイド2BB仕様
- インスタントアンチリバース
本機4500Cや5500C ではクラッチがギヤボックスサイドに有り、ベイトロッドのハンドルを右手に持ち左手でクラッチを切るのは大人…という印象が非常に強く憧れのリールでもあります。大人に成り改めて4500Cを間近にするとは思ってもみませんでした。
Ambassadeur4600Cや4500Cを存じない世代も増えており、バスフィッシング用ベイトリールの礎を築いた本機を知って頂ける素晴らしい機会だと思います。
少し寄り道をしてしまったので、此処からは少し皆さんに注目して頂きたいのはハンドルフレーム長です。
ルアーフィッシング…特にバスフィッシングに於いて、4600C・4500Cのギヤ比とスプールのアスペクト比・ハンドルフレーム長が非常に素晴らしく改めてリールのギヤ比とルアーの挙動を再認識させてくれるバランスです。
Ambassadeur4600C/4500Cが発表される前から、リールのギヤ比に『もう少し力強い巻き上げ』や『ギヤ比の変換を行なう』為に" リールハンドルの総全長を変える ''事で此れらを変換する事が出来る" 変換機 ''として位置付けたYoin氏。
米国を拠点にした各リールメーカーのベイトリールを壊れるまで使い、バスフィッシングに求められるリールの発掘を行なっていました。その為、ギヤ比とスプールの大きさ・ハンドルフレームの総全長をトータルでデザインされているベイトリールに出会うと嬉しさも倍増だったとか。
Ambassadeur4600C/4500Cの最大の魅力はスプール径や横軸は勿論の事、ラージマウスバスを仕留めるのにジャストなギヤ比に有るかと思います。
例えば、ルアーで見ていくと6インチのミノー(当時のBang-O)スイミングスティック(当時の007)からシャイナー・スインフィンやラトルトラップ・スーパースポット・ダイビングB-3・ホッテントット・ボマー・スレッドフィンに、ボーマーポッパー・44MR・ジッターバグ等々…フゥーありとあらゆる種類のルアー・水深の全てを難無く攻略する事が出来るとして、ヒット率の安定感が抜群のプラグを使い熟せるギヤ比を有するリールとして最注目です。
Yoin氏はベイトリールにスプーリングするメインラインの発掘も行なってきましてた。本気4500C/4600Cにスプーリングするメインラインにも拘りが有ります。コートランドやメイソンを始めとした海外の最新技術が現れる繊維について研究をし今に至るのですが、矢張り本機クラスとも成れば水中で程良く漂うブレイデッドラインが相性が良いとして現在でも推奨しています。特に水中戦ではタダ巻きをするルアーが水深別やバスの状態別に存在をしていますよね。
Ambassadeur4500CSpec
- 0.235mm→250m
- 0.285mm→165m
- 0.33mm→125m
ラインはナイロン・PEラインが相性がとても良くトラブルがありません。
釣り人の視界から離れ眼で確認をする事が出来ない水域では、リールとロッド・ラインの特性で感知していきます。4500C/4600Cのギヤ比と水中で程良く漂う最強タッグで当時から現在も数多のバスが仕留められています。本機4500Cを切っ掛けにメインラインの探究も是非お愉しみ下さい。
ラインキャパシティに記しておりますラインの直径を参考にラインをセレクトしてみて下さい。因みに号数は正確な数値が現れませんのでご注意下さい。
念の為ラインの直径に対する日本規格に変換したポンド数を掲載しますので参考にしてみて下さい。
0.235mm / ナイロンライン8Lb,
0.285mm / ナイロンライン12Lb,
0.330mm / ナイロンライン16Lb,
水面から様々な水深で釣れる水中・ボトムを4500Cの使い心地の良さで色々なフィールドでバスフィッシングをお愉しみ下さい!
Yoin,Ambassadeur#4000
⚠️此方はAmbassadeur4600CAにてYoin氏依り皆様用にと預かりました図解及び解説と成ります。この度のAmbassadeur4500Cも4600CA と同様と成ります為Yoin氏解説と画像を本稿にも記載させて頂きます。
或る程度の基本スペックや外見が判った所で此処からはWoodyLandのYoin氏に懐かしさ一杯なアンバサダー#4000について聞いてみました。代筆は担当の鈴木ですので宜しくお願い致します!
Ambassadeur4600Cが登場するまでの経緯は…其れは其れは長く成ってしまうので今回は割愛しますが、兎にも角にも刻を超えて やっとラージマウスバス専用アンバサダーが再登場です。
横軸などの違い
Ambassadeur#4000を手にして実感するのは#5000と大きな違いがあるスプールの口径と横軸の比率です。その比率の違いは一目瞭然同一距離をキャスティングした時のスプールに巻いているラインの減りが全く違います。
当時は5000番から4000番への大きな変動期にあり、メインラインとベイトロッドのセットアップの最高値を模索していのだそうです。又、現在と大きく異なるのはロッドのマテリアルやブランクの巻き方・ラインの特徴などが有り、Yoin氏も米国などから方々探して扱い易くトラブルレスなロッド・ブランクにブレイデッドラインの多くを取り寄せ、ラージマウスバス…ノーチラス級バスを仕留める為の最高値を求めていたんですね。
Ambassadeur#4000,#5000,残量の違い
例えばルアーを50m投げ終わった時のラインの残量にAmbassadeur#5000と#4000とでは格段の差が出ます。
ルアーのキャスティング後、仮に#4000では20mm, #5000は30mmのライン残量に直径が成っていた時の回転数の違いが遠心力ブレーキの効き方…特に終盤のクリープ現象に違いが出てきます。(数メートル伸びますよ)
※「クリープ現象」は建築等々の現象が有りますが、車の方のクリープ現象に近い現象なので表現しています。厳密には引き摺りに注目してみて下さい。
キャスティング時の弾道と伸びの違い
仮にAmbassadeur#4000の1メートルあたりのスプール回転数は 20×3.14=……、Ambassadeur#5000では30×3.14=……。
本当に懐かしいですね、タックルを実際に手にするバサーが育てていくスタイルは今も尚健在ですよ。
この違いが軽量ルアーをキャスティングした時の着水数メートルの終盤に現れてきます。(ヘビールアーでは必要無い)特に向かい風で細いラインでは尚更です。
スプール軸のベアリングの他に、コグホイールに2個とウォームシャフトにも2個ベアリングを内蔵しています。回転の繋がりをスムーズにさせています。スプールベアリングは" EBE CAT OpenBearing "へのカスタマイズが可能です。
確かな精度で造られた本体フレーム
ラインの太さ・ロッドの調子(ロッドアクション)・貴方のキャスティングスタイル、そしてリールのチューニングが適切に行なってあれば、多種多様な3gルアーから20g,のビッグルアーまでリールの調整を其の都度行わなくても其のまま気持ちの良いキャスティングが可能です。
キャスティング可能なルアーですが5000番の時代から既に、ロッドアクション・ロッドレンジとメインライン(ブレイデッドラインとリーダー)のセットアップを確立していた事も有り、現代でいう所の"ライトウエイトルアー"も芦ノ湖や山中湖(懐かしいオカッパリ軍団!)などの富士五湖でバスフィッシングを愉しんでいましたので、4000番が新登場した時の新たなルアーウエイトへの期待度も高かった事が伺えます。当時の米国では活用するルアーの種類・重量は余り自由度が無かった様で、遊べるルアーの種類や其の手法等々をYoin氏が改めて4000番と5000番との違いを明確にし全国に広まった経緯が有ります。
懐かしい2点式遠心力ブレーキは其の昔にYoin氏がオリンピックに提案をして造らせた4点式遠心力ブレーキ…詰まりUC4600Cと同様にブレーキシステムを変換カスタマイズもお薦め♬
更に云えば、これまで収まらない微調整はメインラインの太さを変える、又はラインの巻取り量を指定より3~4mmほど少なくすると解決します。
此の方式はフジのメンバー全員が行い積極的なルアー変換、ヒット率の高い向かい風にガンガンキャスティングしているのは其の為です。=Bass Yoin method.
Ambassadeur4600Cが新しく登場した当時に思いを馳せ、基本的な解釈を織り交ぜてYoin氏にお聞きしましたが如何でしたでしょうか。
ラージマウスバスを仕留める為のベイトリールとして、米国の多くのバサーを唸らせ広く定着した同リールが再び日本のバサーへ向け再登場と成りました。
現代に於いても其の息吹は健在で未だに丹念な手入れをしながらAmbassadeur4600Cを相棒にフィールドへお出掛けのバサーが多くお出でに成ります。
今回の特別企画のAmbassadeur4600CAをぜひお手に取って頂き、新たなバスフィッシングの歴史を刻んで頂ければ幸いです。
BassProShopフジ釣具