ロッド要らずのK,F,Reel

世界のリールトレンド

Yoin氏が惚れ込んだK,F,Reelは台湾リールの仲間に成ります。直径が22cmのリールで台湾リール/ベアリング入り16ミリ依りも少し大き目なリールでロッドを合せる必要のない新しいフィッシングタックルに注目です。

そんなに大きくない……？K,F,Reelはリールの外周が22cmのリールで、台湾リール/ベアリング入り16ミリ依りも少し大き目なリールと成ります。

何とも不思議なスタイルのリールで、とある国では楽しまれている海釣り専用のリールとして注目され愛用されています。
ちょうど写真で見えている部位は、スプールの横幅の加減やスプールの深さの加減が、判ればなぁと撮影してみました。直径が22センチですが非常に軽く頑丈に造られています。

　お店でも扱うリールの最大サイズと成るのでラインキャパシティも物凄いと思います。
スプールの内側には明るいイエローのパーツで埋め尽くされおりますが、此の部位も K,F,Reel の特徴を物語っている部位です。又、丸い取手が見えますが此方がリールハンドルとしてのノブに成ります。リール本体（スプールでしょうか？）から直接ハンドルノブが取り付けられている仕様なんですよ。

スプールの内側の明るいイエローのパーツには何やらくり抜かれた様な部分が二箇所有りますね。これは軽量化の為のデザインではなくて、この部分を握りハンドルノブを回すんです。直接リールを握るのでくり抜かれた部位のデザインは指の形状を前提にしての握り易く成っております。

リール本体を直接手に持つスタイルに成りますから直径22cmが大きく感じられず、 K,F,Reel の重量も重過ぎず軽過ぎない所も凄いなぁ〜と感じています。

実はロッドが装備されている!?

さて、ロッド要らず…というか、ロッドが装備されていると言うトンデモタックルなのですが、良く見ますと確かにリールフットが見当たりません…、ロッドが既に装備されていると言いますが、一体何処に装備されているのか。

撮影を致しました部位は丁度リールを真正面を意識したしたものです。K,F,Reel の要と成る部分で大きなラインガイドと言った所なのですが………。実際は大きく異なっておりました。別角度からの撮影ではラインガイドらしきパーツはロッドのガイドの様にも見えなくもないです。

Yoin氏から再三「ほら、目の前に有るだろう。何処を見てるの。ロッドのガイドが目の前に。」と云われてやっと気が付きました。此の部位は完全に大型のスピニングガイドを装備されていました。特殊なスピニングガイドはラインが動く度に連動して左右に動く様に造られ、魚のヒットと遣り取りにおいて衝撃などを和らげる効果を出しています。

確かにロッドのガイドが装着されていますね。驚きました…。
この仕様で在れば、例えばシーカヤックやSUPなどでポイントまでの移動途中や、沖からの風や波に対応する時などで、ロッドを意識しながらの動作が不要に成ります。
また、海釣りでは常に直接強い風に当たりますが、特に海面から幾らか高い位置に釣り人が居るポイントでは、場合によりロッドが強風で煽られ体勢を崩すことも……。
先ずは安全第一と考えると、ロッドの長さや紛失しない手立ても必要ですが、この様な様式の道具も有る事を知って欲しいと兄貴サンは取り寄せたそうです。

では、もう少し色々な部位を見てみましょうか。ロッド要らずのリールは、どの様な釣りが楽しめるのでしょう。

スプールの回転力でジギングなどが…

ロッド要らずで直接手リール本体を握って使用するリール K,F,Reel ですが、ハンドルシャフトは存在せずスプールのサイドに丸型ノブが取り付けられています。
今迄の画像から判るのはリール本体のみで使う事と、台湾リール の様に魚との対峙は直接的である事。但しキャスティングは無用の仕様という所でしょうか。

そうしますと落とし込み（カウントダウン）をするスタイルに有利なリールと解ってきました。スルルーーーと高回転をするスプールはメタルジグやタイラバ等を落とし込む時に無抵抗で最高深度へ到達します。