![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-image-1024x256.jpg)
チャレンジャーFunatsu君のOnlyOneページ。
今回のOnlyOne製作のご依頼は大きなトラウトもノックアウトするロッド製作と成ります。様々なフィールドの色々な魚をターゲットしているFunatsu君の相棒をデザインです!
色々な地域のトラウトに出逢うロッド
Funatsu君が選定しましたのはWoodyLandオリジナルの2pc,ブランク。湖から渓流・規模の大きな河でオリジナルロッドを掲げて釣り上げる事を目的とし、普段から愛用しているスプーンやスピナーに加え、多様性の在るプラグで愉しもうという世界で一本のカスタムロッドのご依頼です。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2020/10/woodyland-2pc-trout-blanks-6-1024x311.png)
Yoin氏が拘り抜いた2pc,のブランクは様々な環境で生き抜いていたトラウトを中心に据えた力強く柔らかな調子の"Trout,2pc,Blanks"です。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2020/10/woodyland-2pc-trout-blanks-4-1024x791.png)
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2020/10/woodyland-2pc-trout-blanks-5-1024x791.png)
バススプーンからバススピナーに始まり、シーカー等のミノー・シングルスイッシャーやチャガーに加え、任意で水深を探りターゲットを仕留めるシンキングルアーなども操作し扱い易いオリジナルロッドを製作する事が出来るブランクで、多くの方にトラウト用からアジング・メバル用にと様々なフィールド・ターゲット用に選ばれているモデルの一つです。Funatsu君のショートレンジロッドでデザインされたのでドキドキが止まりません。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2020/10/woodyland-2pc-trout-blanks-2-1-1024x576.png)
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2020/10/woodyland-2pc-trout-blanks-3-1-1024x576.png)
求めるテーマや今後チャレンジしていくルアーや手法に沿ってブランクを選定しましたので、次はガイドの選定へ進みます。Funatsu君が選び出しましたのは、Turikoubouのスピニングガイドセットでトップ-1個・ガイド-8個で組んだタイプです。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2022/10/turikoubou-spinningguide-image1-1024x576.jpg)
仕上げる総全長(ハンドル含む)を決めて全体のデザインを完了していくと…作業の下準備に取り掛かりますよ。ロッド製作の作業は下準備がとっても重要(地味な作業の連続です)
主だった下準備の中で最も大切でガイドフット等々の調整は国内外のガイド全てをチェックしていきます。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2022/10/fellow124-1-1024x576.jpg)
下準備が終わり早速、ブランクへガイドをセッティングしていきます。マイクロタイプのスピニングガイドなのでガイドフットはシングルです。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-5-1024x576.jpg)
さて、Funatsu君のスレッドカラーデザインが気に成る所…。2種類のマテリアルを選定し、カラーは3色でデザインしました。ラッピング後が楽しみに。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2022/10/fellow124-2-1024x576.jpg)
Funatsu君のOnlyOneカスタムロッドに合せるハンドルはYoin氏ハンドカービング・特殊なオールウッドハンドルです。操作性の良さと高感度の世界で一本のロッドを製作していきます。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2022/10/turikoubou-screwferrule-image1-1024x576.jpg)
ブランクと特殊オールウッドハンドルとの繋ぐのは、先日入荷したばかりのTurikoubouスクリューフェルールの新サイズモデルに決定です。選定したサイズは[内径7.0m/m外径9.5m/m✮Sサイズ]
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2022/10/fellow124-3-1024x576.jpg)
Turikoubouスクリューフェルールを、ブランクと特殊オールウッドハンドルに接着固定していくと上の画像の様に成ります。
スクリューで緩めて締めていく方式を採用する事で、ブランクとハンドルを繋ぐ際にセンターが取れ易く、遣り取り中に緩まる事もなく安定感が増しますね。
又、2pc,のブランクなのでハンドルを分離させれば、3pc,のカスタムロッドへと早変わりし、移動などもスムーズに成ります。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2022/10/fellow124-4-1024x576.jpg)
全体の構想を実際に形造ると上の画像の様に成ります。2ピースのロッド仕立てですが実際には3ピース仕立てで製作しています。
重要な手作業が完了すれば次への作業工程はスレッドラッピングへ。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-6-1024x576.jpg)
先程のボビンの状態で見たスレッドはラッピングするとこんな風に…。 カラーの配色はFunatsu君のデザインです。
ラッピング中の色の出方は多少暗目に見えるのですが、ラッピング後にスレッドを馴らしてからコーティングをしていくと、色の出方がスレッドのマテリアルの特徴が更に良く出る様に成ります。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-7-1024x576.jpg)
コーティング後のトップガイド/第一ガイド部を撮影しました。
メリハリの効いたスパイス効果でブルーカラーが美しく発色されていますね。
ガイド部/デカール部/補強のメインスレッドは、マテリアルがポリエステルスレッドのブルーカラーです。ポリエステルスレッドはドイツ製の極めて繊細はスレッドを用いていますよ。
トリムは2色をデザインし、外側・内側共にメタリックスレッドを選定し、外側をレッドカラーとし内側をゴールドカラーでそれぞれ4回ラッピングしています。
トリムのラッピング回数で表情を変える事が出来るため、様々なバリエーションも生まれてきますよ♪ご自分でスレッドラッピングのデザインをされる時は、是非トリムのラッピング回数も工夫してみて下さい。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-9-1024x576.jpg)
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-8-1024x576.jpg)
第一セクションと第二セクションとを繋ぐ部分にも補強の意味を含めラッピングです。繋ぎ目を感じさせないとして製作したブランクなので、パワーの源の邪魔をせず溜めの効く調子をブランクの特徴とガイド位置でセッテイングしました。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-10-1024x576.jpg)
元ガイド部は一番大きなリングで、この後に続くのがデカール→補強→ドレスラッピングに成ります。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-11-1024x576.jpg)
バット部分を中心に全体を見るとこんか仕上がりに成りますよ。
ロッドの要である補強もガイド部と同様のスレッドラッピングを施しています。
世界で一本のFunatsu君カスタムロッドの証であるデカールは、WoodyLandYoin氏が製作し、繊細さと技を出せるロッドをイメージしています。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-12-1024x576.jpg)
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-13-1024x576.jpg)
ドレスラッピングにはYoin氏がデザインした" タケヤライ "をラッピングしました。メインスレッドをガイド部のスレッドに合せています。
又、ラッピング留めに使用しているメタリックスレッドのレッド・ゴールドカラーを際立たせる為、タケヤライのトリムはメタリックスレッドのレッドカラーと中心部にはメタリックスレッドのシルバーカラーを追加し、ギラつかずシンプルな印象でラッピングしました~。
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-14.jpg)
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-15.jpg)
2ピースロッドを3ピースロッドへとカスタム製作したFunatsu君のOnlyOneTroutRodが完成しました!
昨年の完成だったのですが、早速デビュー戦へ!と野反湖へと赴きトラウトフィッシングを満喫しました♪
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2022/11/2022-11-mincollection-funatsu-1-791x1024.jpg)
フィールドに依る環境の変化で、野反湖にはブルーバックレインボーが注目されているそうで、其のフィールドに棲息する種族の主な餌や水辺の周辺・全体の環境に依って、魚は生存してくために変化をしていきます。其れはラージマウスバスも同様です。
赴いたフィールドで様々な種族に対応していく事が出来る様にと、細かな設定を施していくのがカスタムロッドの面白くて楽しいところです。
今年もカスタムロッドを携えFunatsu君がフィールドを駆け巡りますよ!
![](https://fujiturig.com/wp-content/uploads/2023/01/fellow124-image-1024x256.jpg)