新製品アシモフ・スイミングヘッドがお店に入荷してきました。フィールドで色々な魚を釣る事がアイディアを其のままカスタマイズが出来てしまう個性的なスイミングヘッドをご紹介致します。

シンプルではなかった…。

 アシモフ・スイミングヘッドは一見するとシンプルなルアーなのですが、実は此のスイミングヘッドは海外ではメタルバイブレーション・フィッシュ型ジグヘッド・アイスフィッシング用ジグと様々な顔を魅せる個性豊かなルアー?ジグヘッド?なんです。

此のままで活用されているのも納得のスイミングアクションをするフィッシュヘッドは重心を前方下部にセッティングして造られています。

先端部のアイレットと本体中央部寄りに3個のアイレットを設置した合計4個のアイレットを要しています。

キャスティングと落とし込み(アイスフィッシングなど)様々な狙い方を可能にしている独創的なデザインが海外フィッシャーマンに注目されています。

フィッシュヘッドから後方部へと眼を向けてみると…なんだか骨?の様に見えますが、アシモフ・スイミングヘッドの特徴を表している本体です。

アロー(矢じり)が2箇所あり、此のアローが様々なルアーフィッシングを可能にしてくれる部位に成りますよ。中央部寄りの3アイレットは程良いカーブを描き全体の見え方をフィッシュ(小魚)にしているデザインです。

アシモフ・スイミングヘッドは3種類のウエイトが有ります。其々は釣り方や釣り場・対象の魚・活用するタックルに適切にセットアップする事が出来る設定でデザイン・製造が成されています。

見慣れてくるとメタルバイブレーションと云っても可笑しくはないなぁ~と思いますが、溢れ出るアイディアを実際に形にする事が出来るとあって其のままでの使用が勿体無く感じられます。

カスタムする事が大好物なので何かしらと色々なフィールドの影響に依る条件・天候や気圧に依る変化・対象とする魚に対する対応策などをカスタムする時に考えるのですが、アシモフ・スイミングヘッドが有ると諸々の条件や影響に対応するルアーを完成させられる事に気付きます。

アシモフ・スイミングヘッドの基本構造です。アイレットはキャスティング・落とし込み用に4箇所に設けられています。

  1. 根掛り回避する(浮上がり抜群)
  2. アクションが細かい
  3. 中間のアクションをする
  4. アクションが大きい

矢印の様にも見えるのはワーム・ソフトルアーを取り付けアローです。此の部分にワームやソフトルアーを差し込んで使います。腹部にあたるものが本体の軸に成ります。本体のスイミング姿勢は前重心に成りますよ。

アシモフ・スイミングヘッドをジグヘッドとメタルバイブレーションとして活用する時にセットアップする事が出来るソフトルアーを簡単に並べてみました。

ミノータイプからシャッドタイプにイールやスラッゴータイプと、ローチやハゼ等のボトムタイプなど多種多様なソフトルアーを取付けアローに差し入れてセットアップする事が可能なデザインで造られています。

最も簡単にセットアップする事が出来るソフトルアーの一例として海釣りなどで定番のミノータイプのキックテールソフトルアーをセットアップイメージしました。4個のアイレットが装備されているので、細かいバイブレーションからバタバタと大きく動くバイブレーションに、フリーフォール(落とし込み)でアクションを付けたりと使い方が広がるアシモフ・スイミングヘッドです。

自分で完成させる

ジグヘッド/メタルバイブレーション/として楽しめるアシモフ・スイミングヘッドをカスタマイズしてフィールドや対象魚に合せたルアーフィッシングは如何でしょうか。幾つかのカスタマイズが可能で簡単に行える所も特徴です。先に取り上げていたソフトルアーの中から基本的なタイプを選別しました。ミノータイプとシャッドタイプとをアシモフ・スイミングヘッドへセットアップする為にカスタマイズで対象とする魚へ与える影響を大きくし、ヒット率を倍増させていく仕組みです。

基本的なソフトルアー2種類を取り付けアローにセットアップ。参考Aではソフトルアーのヘッド部分をカットしていますが、見え方のバランスでお好みで行ってみて下さい。次に参考Bでは体高の有るシャッドタイプで腹部に切れ込みを入れると本体軸を隠し、全体のフォルムを丸味を付けたルアーへ切り替えられますので見た目の違いをハッキリさせる事で釣りたい魚へのアプローチを変えられます。ソフトルアーはミノー・シャッドタイプに限らず様々なタイプでお愉しみ頂けます。

本体をカスタマイズ

貴方のアイディアを注入!

アシモフ・スイミングヘッド自体をカスタマイズする事で釣りの範囲を広げる事が可能に成っています。

先に取り上げた基本的なセットアップでは、アシモフ・スイミングヘッドをノーマルで活用していますが、フィールドや対象魚・狙い方に応じてアシモフ・スイミングヘッドに一工夫を加えると、ジグヘッド・メタルバイブレーションやハードプラグ製作のジグにも成るオモシロカスタマイズです。

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フロントのフックアイレット

 フロントのフックアイレットにダブルフック仕様やフロントブレード仕様にカスタマイズ!

重心位置が前方部に設計されているので、フロントのフックアイレットヘ装着するフックやブレードに依るアクションへの影響は少ないカスタマイズ。フロントブレード仕様にする時はウイローリーフとコロラドブレードの違いに依るアクション変化を楽しめます。

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フロントとリアのフックアイレット-1

 フロントとリアの両フックアイレットをフックの種類や取り付けパーツでルアーアクション要素を変更します。

参考例はオーソドックスなテールスピンで、トレースする深度に依ってダブルフックやトレブルフックを活用します。ラージマウス・スモールマウスバスやシーバスが良く釣れるルアーアクションです。

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フロントとリアのフックアイレット-2

 フロントとリアの両フックアイレットをダブルフックに変更し、トラブルレス仕様のメタルバイブレーションへカスタマイズ。

ディープレンジからボトムを意識したカスタマイズで、セットアップするソフトルアーもゴビーやイール等を用いて狙います。参考例ではローチをセットアップしており、ローチは本体に既に切れ込みやアクション用ジョイント・ソフトルアーとして造られているので簡単に取り入れられますね。ラージマウス・スモールマウスバスからシーバスは勿論の事ヒラメやマゴチ狙いにお薦め。

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プラグ製作用ボディーとして活用。

手間の掛かるワイヤーなどが要らなず簡単にオリジナルのメタルバイブレーションを完成させられますよ。

Yoin氏もお薦めしているメタルバイブレーションを自作する為のアシモフ・スイミングヘッドの活用です。切ったり細かな細工が容易なバルサ材を用いて、好みの形に成形しボンドで接着固定をすれば完成でーす。アシモフ・スイミングヘッドのカラーをシルバーとしているのは、好みのカラーにペイントをする事を前提にしていますので、色々なカラー・色々な形のアシモフ・スイミングヘッドを完成させてみて下さい。

 アシモフ・スイミングヘッドは釣り人がフィールドで感じ取って来たモノを、形にしていく事でターゲットに近付こうというテーマも含まれています。釣り人の持ち味・個性・アイディアは釣果にも繋がりますから、是非アシモフ・スイミングヘッドでオリジナリティー全開でお愉しみ下さい。