アイディアを形造る
Mr,UMINO.CustomHandle?.° 。゚
5月19日 加筆致しました。海野さんご自身で仕上げ完成させたハンドルを撮影させて戴きました。有難うございました。
UMINOさんが製作しましたスペシャルハンドル。
其のお手製ハンドルに合せた専用のブレード製作と云う事で、依頼の発想がハンドルからと言うちょっと珍しいOnlyOnePlus+を皆さまと共有しようと思います♬♫
UMINO.Handle&Blade.
先ずはブレード製作の元と成るハンドルですが、如何です?なんか「凄い」の一言ですよね!なんとUMINOさんがカスタマイズされたハンドルなんですよ。
初めて拝見した時はビックリしてしまいドギマギしました。このハンドルの元の姿はHeddon のハンドルで依頼者の遊び心が目一杯散りばめられた一品です。
準主役のブレード
主役のハンドルを引き立たせるブレードも良く考えられたデザインで仕上げました。
今回のカスタムロッドのコンセプトは《赴くままに》と云ってよいと思います。依頼者UMINOさんは自由人で思い切りの良さが心地良い‥多方向から釣りを楽しまれる釣り人です。
カスタムロッドも依頼者の感性が素晴らしく表現されて、製作している私達も完成を想像しながら楽しく作業しました。
ブランクはPAC BAY 社 のワンピースブランクでブレードを製作しました。
モデルは《 P/B T2SP780》で元はスピニングロッド用に造られたブランクを調子の良さから、ベイトロッドとして製作しました。
スピニングロッド用のブランクなのでソフト感を残し、ベイトロッドのハード感をプラスし両立したスペシャルブレードとして仕上げました。ロッドワークの良さと共に柔軟なルアーフィッシングを愉しめます。
艶消しブラックがスレッドカラーを引き立てていますね。
キャスティングガイドはシルバーフレーム/メタルゴールドリング をセレクト。
フレームが軽くメタルリングなので破損が少なく振り抜きが良いガイド。
今回のブランクとの相性も抜群です。
スレッドラッピングではハンドルに負けないカラーと成っていますよ!
メインスレッドはメタリックスレッドをセレクトし、カラーはゴールドカラーです。メタルゴールドリングガイドに近いゴールドを使用しました。(ゴールドカラーにも濃いもの*薄目のものとが有るんです。)
トリムスレッド(サイドの締めです。)はポリエステルスレッドのレッドで深く渋くアクセントに成っています。
因みに強めのアクセントとしてトリムは四回巻きです。
ブレード全体としては、とてもシンプルなデザインで永く付き合える仕様に成っており、ロッドアクションもライトな使い心地のブランクで、水面*水中のロッドワークの大技から小技まで、フィールドで要求される使用感を大切にセッティングしてみました。
ブレードのバット部分を飾るのはPACBAYブランク用に付属されている専用ネームシールです。
サイドのスレッドはガイド部と同様のカラーで組合せ、トリムのレッドカラーを回数多目にラッピングし、ネームシールの存在感が有り華やかにバット付近を引き締めています。
ロッドを自作される時には、市販されている多種多様の自作用シールが有りますので、この様なシールを利用されるとオリジナリティが更にアップすると思いますよ。(この場合、シール素材は湾曲面に貼れるもの、硬過ぎないものがオススメです。)
最終仕上げはUMINOさん
今回の依頼品は最終の仕上げが依頼者のUMINOさんと成ります。
自宅でゆっくり仕上げていく過程を楽しまれたと思います。
さて、ハンドルの細部を見たいと思いますが、細かな説明は不要ですね。
ちょっと気に成ると言えばグリップの蛇柄なんですが、初めて見た時には本物かっ!と勘違いをしていましたが、お聞きすると『これはね、布地なんだよ。本物は大事に取っといて有る』と‥。
布地かぁ〜と思いましたが、本物を持っている話しに食いついてしまいましたよ。
シルバーの装飾品も凄いですよね。
シルバー製のアクセサリーは自宅で製作する事が出来る時代に成りましたね。聞いてみるとコンチョ等を使用したとか。リールカバーの迫力といい、グリップサイドのシルバーといい凄いです。(結局、説明と云いますか感想を書いてしまいましたが)
最後にトリガーの部分ですが、まるで銃の引き金部分の様にデザインをされておりますが、ザックリとビス(ネジ)止めされていて格好いいです。
海野さんの遊び心が詰まったSpecial Custom Rodです。
バージョンアップされていました…
後日談
最終の仕上げはご本人に依る手作業で…と書き綴りました。
仕上げ完成されたハンドルを撮影にと来店され…何か、何かが違うと思いましたら、バージョンアップ されていました!
リールとハンドルの豪華絢爛さが素敵です
所々がバージョンアップされていてUMINOさんの味付けが良く判りますね。
様々なお手持ちの素材を活用して自身のイメージを実際に形にするのは素晴らしいですよね。発想や其のデザインには今迄に見てきたモノや其の造り方の手法を常日頃から注目しているアンテナをフル稼働です。
リールのバージョンアップを更に進めている様子…。
外観のカスタマイズから内部のチューニングを行なっているそうなんです。装飾だけでなくフィッシングタックルとしての機能も充実のカスタマイズを施しています。
ハンドルフレームの長さやハンドルノブもターゲットを仕留める為の重要な装置の一つです。ギヤ比と深い関係に有るハンドルフレーム長は全てのルアーのアクションに大きな影響を与えますからしっかりとチューニングをされていました。
今回のご依頼はUMINOさんが製作をしましたHeddonキャスティングハンドルから始まった面白くて楽しい製作でした、フィールドで自身が最も愉しむ為のタックルを探究と遊び心とで楽しんでいるUMINOさんです。