歴史を刻み込んだハンドル
YanagidaさんのOnlyOnePlus+ページです。
バス釣りの色々な事柄を試して、実験して楽しんで‥と充実した今年一年を過ごされた様です。
自身のフィールドの相棒と成るタックルをパワーアップさせるべく着手したカスタマイズに注目です。
永い付き合いの相棒
Yanagidaさんの大事な Ambassadeur 5000 をOnlyOneカスタマイズを行ないました。
スペシャルなリールとして蘇ったAmbassdeur5000にセットアップするハンドルを今回Yanagidaさん御本人がカスタマイズされたと聞き撮影をさせて頂きました。
Yanagidaさんの【 Only One Plus+ 】ですが My Tackle に Plus+ しましたのは懐かしいフェザーウエイトのチャンピオンハンドルです。フェザーウエイトの同ハンドルは其の昔に様々なフィールドで多くのバサーをサポートしてきたハンドル。
当時の Yoin が手掛けた チャンピオンハンドル を掲載してみました。
チャンピオンハンドルの良い所は矢張り頑丈さと感度を増幅させられるハンドルフレームのマテリアルに有ります。
此方が其のチャンピオンハンドルです。
その昔、まだ全国的に知られていなかった時代の Yoin(兄貴さん) お手製のウッドグリップが装着された フェザーウエイト社 チャンピオンハンドル。懐かしいですねぇ〜つり人社にも掲載されてましたね!
当時、存在自体は広く知られてはいましたが、その特徴やバス釣りでの優位性は、まだまだ認知されていなかった‥と云う時代のモノ。
ブレードの脱着やGunタイプのグリップなど、実用性・機能性・嗜好性の三拍子が揃ったロッドハンドルの礎を築いた名作ですね。
本当に懐かしいですね‥。
又、グリップ内部のシャフトが非常に良く考えられているとYoin氏。
グリップシャフトの考え方は実戦上とても心強いものと成るそうです。
何故かと云うと、大物と対峙する時や何かしらの行為に依り負荷が掛かる部位は決まっておりますので破損や負担軽減を眼に見えない部分で支えている事が判ります。(グリップシャフトに幾ら補強をしていても其の補強の仕方で無意味に成る事が有り、また扱い方に依っては手痛い目に合うとも云われる重要な部位なんですね。フッキングしたらフェルールから折れたなどのトラブルは実はグリップシャフトの造りに関係したモノなんです。)
そして、使い手は必要以上に負荷が掛からない為に、リールのドラグ設定や魚とのやり取りはロッドワークで行なう事で多種多様な魚をヒットさせても壊れ難く安心してやり取りが行えるロッドの中心的役割を担う様に製造されていました。
因みに先の画像の Yoin 製Handleに装着しているブレードの種類は上から順番に見ていくと。
・BROWNING Silaflex
・Woody Land TOM CAT 58X
・Fenwick Wood stream HMG GGA556
様々なバスアクションロッドとマッチしセットアップさせ易い所が最大の特徴です。
何かをプラス+するカスタマイズ
フェザーウエイトのチャンピオンハンドルをチラリと見てきました。此のハンドルをYanagidaさんお手製のチャンピオンハンドルへと変身です。
OnlyOnePlus+Mr,YanagidaHandCraft.
どの部位がプラスされたか一目見てお判りかと思います。
愛嬌のある可愛らしいイメージ(?!)に変身です。
フロント部にYanagidaさんお手製のフロントウッドカバーを嵌め込み接着固定されていますね。
少し厳ついハンドルが柔らかいイメージに変身しました。フロント用ウッドカバーの素材はそんなに硬くないウッドを使用したとか。勿論、年代を重ねたウッドグリップの色合いに合わせて塗装もしたそうですよ。
ウッドの元々の色は白っぽい感じで、Yoin氏のウッドグリップの深みの在る色に近づけるべく、幾つかの方法で試して完成させました。
フェザーウエイトのフロントスクリューにフロント用ウッドカバーをキチッと嵌め込められています。又、ウッドの木目も良く現れていますよね。
実は此の木目はウッド素材そのものの色では無いそうです。
でも…しっかりと木目が出ていますよ?
Yanagidaさんにお聞きすると、元々が白っぽいウッドなので墨汁 を使用したそうです。
?墨汁ですか…?!
Yanagidaさんがお手製のウッドカバーとウッドグリップを製作する時に発案し作業を行なったのは、墨汁を適当に塗って紙ヤスリでショリショリ〜と余分な部分を削り落としていったとか。
程良く墨汁が染み渡り紙ヤスリで表面を整えながら作業を進めたそうです。
ある程度の墨汁木目を残したら、お次は仕上げでニス の登場です。
始めに手にしたニスは、やゝ薄目のニスだったとか。
Yoin氏のウッドグリップの色合いに近づけ様と重ね塗りをしたそう。
薄目のニスはどんなに重ねてもイメージ通りには成らず、二回目は濃い目のニスを試したら…三回目にはイメージ通りの色合いに成ったそう。試行錯誤しながら自身の想い描くタックルを造り上げていくのも面白く楽しい時間を過ごし充実したワンメイクを実現されています。
様々なフィールドを共にする愉しみを実際に自身のタックルに魂を注入です!
Yoin も大絶賛!!!
『良く出来たなぁ〜。チャンピオンハンドルのイメージを変えたり、墨汁を活用したアイディアが素晴らしい』と、Yoin もじっくりと興味深けに見ていました。
参考にYoin お手製のウッドグリップ画像です。懐かしいですね!此のウッドグリップが現在のガングリップの元祖で、国内外で沢山のコピーが製造され現在ではガングリップの基準として扱われています。又、今でも現役で愛用している方が多く、特にシングルハンドルは木や薮などに囲まれたポイントでも難なくキャスト・ロッドワークが行えるモノ。
柳田さんのスペシャルリール Ambassadeur 5000 をセットアップしてみました!
リールとグリップの色が丁度マッチしていて雰囲気抜群で素敵ですね。
自分が永く使っていくタックルをカスタムして、フィールドで思いっ切り気持ち良く、バス釣りが楽しめますねぇー。
ハンドル自体は 夏仕様 (真冬は冷たい!!)との事で、来年の準備も順調です!
Only One Plus+ページはYanagidaさんのご協力に依り作成する事が出来ました。
ハンドルもお店に貸し出して下さり、興味を持った方などに実際に握ってもらったり…と、志しを共にする仲間という意識で自分達の 何か を共有する機会を得る事が出来ました。
Yanagidaさん有難う御座いました!
フジ釣具