久方振りにバスフィッシングに復帰をされる Kokai さんのOnlyOneページです。
OnlyOneBaitCasting CustomRod の相方として今回はスペシャルな Bass'nSpinCustomRodを仕立てる事に。此れまでに培ってきたアレコレやに新しい風をもたらすロッドとして製作して参ります。
一体どの様なOnlyOneCustomRodなのか…気になります。
⚠️復旧しました。2020年11月27日公開の記事を加筆修正しております。
久方振りにフィールド復帰に……。
新しい息吹を取り入れる大事なOnlyOneCustomRodとして、Kokaiさんが選定しましたブランクはLoumisの2ピーススピニング用ブランクIGS663と言うモデル。
バッシンスピンはスピニングロッドの特性を全面に打ち出しつつも、ベイトロッドの様に遅れを取らないロッド仕様を言いますよ。
また、バッシンスピンと言う名前の通りに、バスを仕留める為の調子やバランス・デザインで製作しますから、スピニングのルアーロッドとは少しだけ意味合いも変わります。
フィールド復帰に欠かせないKokaiさん専用ロッドを進めていきます。
バッシンスピン製作から大物トラウトロッド製作等で、人気を頂いているフジ釣具のメインガイドSilverFrameGoldMetalRingGuideを選定されたました。
亀裂などのトラブルを発生させないメタルリングで、様々な動作を行うバスフィッシングでは心強いガイドです。
2ピースのブランクLoumisIGS663ブランクは6ft6inchの仕立てで製作していきますので、ガイドセッティングの前の下準備作業をスタート。
Kokaiさんが考えるミノーフィッシングを実現させるべくMinnowingAction を中心に、その他の多種多様なプラグも楽しめる1本として期待して頂けると思いますよ!
さあ!Kokai.Model.Bass'nSpinCustomRodのスタートです!
順調に進んで…
Kokaiさんのスペシャル・カスタムロッド順調に作業が進んでおりますよ!
2ピースのブランクのガイドセッティングはKokaiさん専用のHandCarving AllWoodSpinningHandle との総合的なバランスで行い、徐々に全容が見えてきました。
セレクトされたスレッドのマテリアルとカラーが、ルーミスのブランクに馴染みより美く雰囲気を醸し出しているのが、眼に見えて解る所まで進んでいます。
メインをメタリックスレッドのガンメタルで、トリムをメタリックスレッドのシルバーでラッピングしていきます。
共にメタリックスレッドを用いてのラッピングで、双方の良い色味を主張をしています。
この様に同じ種類のスレッドを用いてのラッピングでは、トリムのラッピング回数に依って見え方を変えられるので、自作される場合イメージしたカラーをラッピング回数で調整する事もお薦めです。
Kokai さんのスペシャル・カスタムロッドはバット部分に手書きで文字入れをするデザイン。少しづつ完成に近づいていきます。
ミノーイングをテーマとしたが…
Kokai さんがカスタムロッドの製作を考えた切っ掛けはミノーを使い熟したい…もっと深堀したミノー・ワールドを識りたいと言う想いでスタートしたバッシンスピン。
ミノーはバスの行動範囲の中で最も身近なプラグで、バスの動き方に合わせてタダ巻き・ツイッチにジャーク、シンキングミノーの場合ではロッドを縦にシャクル手法が加わり、様々なバスの行動・状態・条件に合わせ易い種類。
今迄に何気なく使っていたミノーを再確認する事に加えて、新しいミノー・ワールドを実感しながら識る事が出来るロッドとして製作しました。
ミノーだけに拘らず、ミノーと言うプラグに近いプラグから遠くに位置するプラグも、多彩なロッドワークと Kokai さんらしさが表現出来る様にと完成させました。
どんなデザインなのか少しづつ見ていきたいと思います。
スピニングロッドはシングルフットのガイドに成りますから、トップガイド以下徐々にスレッドラッピングの幅が広く成っていきます。
メタリックスレッドのガンメタル・カラーの無機質な見え方に色味を添えているのがゴールドのメタルリング。
完成後…改めて拝見すると不思議なのは、ガイド部分のトリム・ラッピングのシルバーカラーが際立っている様に見えます。キリリとスパイスを効かせた効果が出ていて、現代のスピニングリールとのカラーバランスが良さそうでした。
リール…と言えばメインラインをどの様な種類を活用するのか…も、セットアップしていく楽しみが増えたと思います。
メタルのリングガイドは、ブレイデッド(PE)ライン・ナイロンにフロロカーボンとバスフィッシングで使用される全てのラインと相性がとても良く、滑りは勿論の事、摩擦や負荷に強く様々な手法のバスフィッシングでフル稼働が出来るガイドを乗せているので、Mr,Kokai.Model も同様に多種多様なタックル・セットアップが広がります。
リールの番手を変更するだけでも可成り変わりますから、例えば…その日の狙い方がバススプーンに重きを置いているとか、ミノー・ワールドでいくのか…等でロッドの活用内容を変える事が出来ます。
全てのロッドの要である補強部分。
ネーム部分手書きの文字入れをしました。
LoumisIGS663ブランクは2ピースのブランクで繋ぎ目のラッピングはとても重要です。 スムーズな曲がり方はロッドの負担を軽減し、ノーチラス級バスとのやり取りにおいては補強が効く仕様で、何時でも何処でも狙える様にと製作しています。
補強部分やネーム部分はガイド部分のスレッドラッピングと同様のデザインで、ブレる事なく統一感を出しています。
ネーム部分はマサやん頑張って手書きで文字入れをしました…唯一の長ーい部分で何とか筆記体らしき書体も書き入れる事が出来ましたよ。
下の画像では補強部分以下がどの様に成っているのかを撮影してみました。
脱着式アダプターとハンドル。
Kokai さんのオールウッドハンドルはバッシンスピン専用のデザイン。
Yoin氏がハンドカービングする全てのハンドルは、スピニング・ベイト共にフィールドで色々な体制でキャスティングが行える様にと考えられていますよ。
特にスピニングタックルは強風の向かい風を苦手とするリールで、ラインの放出の仕方に大きな抵抗を生み出すスプール構造ですから、両手撃ちで的確でキャスティング中にルアーが回転し難い様にデザインされていたり、片手撃ちではリールの重みに因るブレを軽減出来る様に、ハンドルの様々な部位にYoin氏ならではのデザインとバランスが施されています。
このYoin氏ならではのスピニングハンドルは、専用の脱着式アダプターを用いる事で、他のブランクと兼用する事が可能で、カスタムロッドの楽しみ方の1つとして好評を頂いています。外径や内径が合うのであれば叶うカスタムなので面白いと思います。
さて、Kokai さんのOnlyOneページもラストと成りました。
辛口な刺激の在るカスタムロッドのデザインは私達にも色々な事を知る切っ掛けにも成りました、今後のバスフィッシングで Kokai さんの持ち味を発揮して頂ければ幸いです。