【OnlyOne】TRAVERSE-ML²Bass'nSpin.by YOSHIDA.

何時でも準備O,K!

湖から川に海にと様々なフィールドで楽しまれているYOSHIDAさんのOnlyOneページ。

今回はWoodyLand新作オリジナル3ピースブランク『 TRAVERSE-ML² 』のバッシンスピン製作と成りました。どの様なデザインをされてのか…気になる所です。製作準備も整いスタートです。

TRAVERSE-ML²の全体です。　ロッドの一番（要）を分断しない方式で製作したWoodyLandオリジナルブランクを活用してYOSHIDAさん専用のバッシンスピンを製作です！

スピニングガイドは富士工業のトルザイトを採用し早速ガイドセッティングを行いました…と、その前にフットガイド部分の調整を行ってからのスタートになります。　一番ガイド等はガイドフットがミニなので殆どブランクとの接地面を確認する程度に成りますね…。

一番ガイド可愛いサイズ感

元ガイドとのリングサイズ差も凄い

繊細なティップアクションを創り出すガイドはTRAVERSE-ML²にもセッティング可能で、どの様な狙い方でどの様な釣り方をしていくのか…をガイドセッティングで現していきます。YOSHIDAさんカスタマイズのスピニングリールともセットアップしていくでしょうから、繊細さの中にもブランクが持つ力強さを同時に出していきます。

ラッピングしていくスレッドを撮影です。

ガイド部や補強・バット部分のラッピングカラーは統一してデザインされています。メインはメタリックスレッドのパープル、トリムをメタリックスレッドのブラックに選定されました。

メインとトリムのスレッド種類を統一する事で陰影を抑えた少しマットな雰囲気を醸し出している選定。Yoshidaさんの拘りを感じました！

スレッドラッピングの作業順としてはトップガイド（接着固定後）→ガイド→繋ぎ目→デカール…と進めていきます。スムーズな進み方をお考えの方は一度トップガイドからスタートしてみると良いと思います。

画像では全ての部位のスレッドラッピングを完了させた所を撮影させて頂きました。

今回のBass'nSpinも真鍮製削り出し脱着式アダプターを一品製作しましたよ。丁度ブレードとのつけ根に成る部位はYoshidaさんがデザインをし、マサやんが手造りしました。何もかもをOnlyOne製作すると気持ちも高まります。

ほぼ全てのルアーで遊ぶ

コーティングも完了し磨き等の最終作業中にまたもや…お邪魔をしてマサやんに手を休んで頂いている間にバシャバシャと撮影です！

「トラバースML²」は初代のトラバースと比べると感覚的に" SawedOffGun "寄りな調子のブランクで、極端な重さのルアーで無ければ殆どのバスプラグで自分の持ち味で遊べます。

Yoshidaさんも川や湖等のフィールドで遊ぶのに選んだブランクですから、ギリギリを狙い撃ちするDrunken ShadやトップウォータープラグにSingleGrub等々と、その時に閃いたアイディアを実行する為の相棒としてデザインしています。

トラバースML²はSawedOffGunシリーズとしてブランクカラーをフレンチグリーンで仕上げているので、メタリックスレッドの光りを受けて発色する様が良く似合います。　メインスレッドのメタリック・パープルにトリムのメタリック・ブラックでガッチリ抑えた見え方が素敵です。コーティングされると更に色が深く見えていると思います。

3ピースのブランクなので繋ぎ目のスレッドラッピングを行います。今回の依頼では繋ぎ目のラッピングをYoshidaさんご指定のラインで行いました。……ん？ライン？スレッドではなくて？と思ったら、画像にも有りますがロッドの繋ぎ目部分。　ロッドラッピング用のスレッドではなく、ブレイデッドライン（ODカラー）をラッピングしています。

繋ぎ目のラッピングは非常に重要で、この部分はカーボンを差し込んで繋いでいます。永く使っていくと差し込まれているカーボンは擦り減っていくので、WoodyLandオリジナルの繋ぎブランクスは全てカーボンを長くしていますよ。　擦り減るのが宿命の繋ぎブランクスでは差し込まれているカーボンの長さにも拘って製作していますから、可成り永く愛用する事が出来ます。

OnlyOneCustomRodの証明でもあるデカールはYoin氏がデザインし製作し製作。デカールの両サイドにもスレッドラッピングを行い、ガイドから続く統一感を更に出していますよ。この部位のラッピングではわざと違うカラーやスレッド種類を変えたり、ラッピング手法を変えたりと様々に遊べ、既製品にはないオリジナリティーを発揮する事が出来ますよ。　次にデカールから補強→バットへと続きます。今回のご依頼では手元の（眼に見える範囲）ラッピングはシンプルにデザインされています。　真鍮製の削り出し脱着式アダプターの重厚感とYoin氏ハンドカービング・オールウッドハンドルとがマッチしていますね。

Yoshidaさんのオールウッドハンドルはとても貴重な銘木でハンドカービングされていますよ。バッシンスピン専用のスピニングハンドルは手元のブレを完全になくす形状とバランスで様々なサイズ・種類のリールとセットアップする事が可能に成っているスペシャルモデルです。　大きなバスと対峙する時にはベイト用オールウッドハンドルと同様のサポート力を発揮します。　

Yoshidaさんご自身もパワフルなバサーでして…様々なサポートを必要としますから、更に特別なスピニング用オールウッドハンドルをオーダーしています。この特別な仕様のオールウッドハンドルとはテーマが魚を発見し確実に仕留める！で、以前にも同様のテーマでハンドカービングをしたベイト用オールウッドハンドルと兄弟機に成っているんですね。

　……と言う事で、既に完成をし実戦配備されていると思うので少しだけ画像を見ていきたいと思います。